ジンキ・ゼノサーガ

まずジンキ


もうね、これ作ってる人死ねと、死んで原作者に詫びろと、それなりに見られそうな話をこんなわけワカンナイものにしちゃって、サッパリわかんないよ、どいつもこいつもなに考えてるのかとか、描写不足だったり、時間関係がわかんなかったり、そもそも誰が誰だかわかんなかったり、つうか顔が書き分けられないんじゃなくて似ているのにも理由があるんだけど、それならそれでそれを上手く演出するとか、そのことを判らせる(誰々に似た人、っていうのを初めから提示するとか)してくれよ。


なんちってナ。


ウソ、別にどうでもいい物語が無茶苦茶な演出でグダグダになったからって、怒る必要ないじゃん。ふーんとか、普通にスルーしてればいいわけだし。


あ先日原作ちょっと読んだんですね、したらぶつ切りのエクステンドパートがちゃんと物語になっていて、きちんと読める物だったの確認して、あんな形でちゃんとした作品を物語のバラバラ死体みたいにしてしまったアニメの作り手の心なさに憤りは感じたんですけどね。


腹がたつってより、可哀相というか、ある意味アニメヘルシングと似たような現象だなあと。


とはいえ、赤だ青だ黄色だ白だと、わけわかんないっていうか、ネーミングが作為的すぎて作り物じみてまともに鑑賞する気も失せるのは事実だけど。いや意図としては面白いけど、やり過ぎて白けるだろうと。


一応今回はいろいろと設定のネタ明かしをして他はなしだったみたい。


元々は源太が都条例違反みたいな援交状態みたいなのは、アカネだかアカナだかが、妻で、つか妻のクローンの若い姿かなんかで、つまり赤緒はアカナのクローンで源太の妻のクローンで両兵の母親のクローンが赤緒だったと。


そして青葉似のシバはかき分けが出来てないわけじゃなくて、青葉の母親のクローンだから母親に似ててだから青葉にも似てたということだった。


でシバはクローンの赤緒に殺されることによって同化し完全な暴走した悪魔になる。


青葉は暴走することで、暴走した赤緒と対抗できる存在になるわけで、そのために青葉の母親は青葉を暴走させようとしてた。


じゃ赤緒は誰が作ったかというと、覆面少年の黒将らしくて、なんか昔源太の所にした白ヤとか言うのが源太の母親を慕っていて源太を殺そうとしたけどアカナがかばって死んで、その時遺伝子を取って逃げて、黒くなってアカナの遺伝子から赤緒を作ったとか。

という所かな。


めんどくさいよ……。


こういう、時系列を整理しても複雑でわかりにくい話は、その分表現は整理して判りやすく盛りつけないとアカンでしょ。


まして時系列は弄るは、描写は浅いは、説明は不足してるわ、物語を楽しめって方がムリ。


判りやすく順序通りに描きながら、起こっている出来事を整理しつつ書いたらそこそこ面白い物に見えたんじゃないののかな。


今回の黄色と青の再会だって、ちゃんと描写して心境がわかれば、それなりに見ていて心温まる情景なはずだけど、これじゃ全然わからないよ。


その辺ゼノサーガは、面倒な設定や世界観を、変に弄ることなく素直に順序よく書いてるから、わかんないところはわかんないけど、物語としては、理解出来るし、なにが目標なのかもだいたい推測できる。


その上で、眼鏡っことか、モモとか百式観測器とか、コスモスとか、それぞれが魅力的に見えてくれば、キャラ的に自然に立ってきて、思い入れが出来れば、それぞれを楽しく見守れるじゃん。多少なりとも物語に愛着がもてるってもんだよ。


黒いゾロリ君の怪演が面白くなってきたし、それはこれで。


って感じで、ここまで物語を故意にグダグタにしてるスタッフはどうよ?という感じなのデスガ……。