ファンタジックチルドレン
最終回、終わったよー、あああああ。
いや泣いた泣いた、なんだかわかんないけど、何度かぶわーっと波が来るように。
ひとえに皆川純子さんの声力に寄るところが多いと思うんだけど、セスになったりトーマにになったり、特にトーマに戻ってきたところはすごかったなあ。
あんまり解剖気味に見直すのは興ざめだから簡単に。またそのうち間を開けて思い直すこともあるかも知れないけどさ。
前回の波のシーンから。
見た感じ狭間ってのはわかるけど、そこに至る感じが、流れ着いたって感じが面白く。
まずはトーマから。
浜辺で目覚めて砂を見下ろす横顔、それだけでも風情がある表情だなあ。
ヘルガを探して駆け出すトーマ。
くらい海を渡る鳥が。
と海面からも鳥が飛び立ちはじめる。なんと美しい景色か。
ヘルガを見つけると、自分の所に飛んでくる。
ヘルガが目を覚ますとトーマの中で苦しみが。それはセスの痛み。
とトーマの姿はセスになる。
そしてセスの言葉でティナが大事に思っていたソランを殺したことを告白。
そんなの信じられないとヘルガ。
そして謝りたかったとセス。
そこへ閻魔が。
閻魔と戦いティナを守りここで罪を償う意味で死のうとする。
ヘルガはセスの命はトーマの物だから生きて、生きて周りの人を幸せにするのが本当の償いという。
セスの決意に、そんなに傷ついてしまったと知る。
この辺の悟りの良さがヘルガの良さなんなだけど。
セスが死ぬというのならわたしも死ぬという、そして姿がティナに。
セスを抱きしめ崩れ落ちるティナ。
死んではダメだというセス、と必死の呼びかけがトーマの声に変り、呼びかけがティナからヘルガに変る。
とここでだーっっっっっ!と滂沱!(´;ω;`)
そしてティナがヘルガの顔で目覚める、また、だーぁぁぁぁっ!(TωT)
あとは後日談だね。
デュマが転生装置を分解してベフォールの子供たちは地球で生きることを選ぶ。
ヘルガは元の施設に帰って生きることを決め、トーマはそんなヘルガにきっとソランはいつか来るよそういうヤツだと言う。
そうかトーマはヘルガと、と言うようには考えられないんだな、半分はセスみたいなものだしそれを思うとヘルガと共に生きる選択はありえないか。
そして十年後、ってことは21才のヘルガの元にソランそっくりの青年が。
この辺は感動したって言うより、成長したヘルガが可愛い!とかソラン爽やかーッ!
みたいな。
エンディングロールで今までの出来事が、あれこれ思い出してしんみり(´;ω;`)
素晴しい物語をありがとうっ。なかむらたかしさんの最高傑作で代表作になったろうなと。
こんな素敵な話をリアルタイムに触れられて幸せだよ。