エレメンタルジェレイド

やっぱり素直に面白い。今までのガンガン系のSF風味のアニメと比べると、ウソみたいに楽しめる作品になってると思う。


その辺はわかりやすい目的、変な敵対者がいないとか、主人公のクーがわかりやすい素直な明るい少年で、レンとの関係を、道具として見ちゃいけないとか、守ってやる、みたいにちゃんと悩んだりしてまともな人間に見えるからかなと。


大してレンの方は、まあ所詮は非人間、というか、ロボ子みたいなものというか、主体性がない存在と定義付けられた上、人間は嫌いとか、屈折や、おとなしい性質という事で、クーのようなわかりやすい感情が発揮されていないのが気に掛かるけど、そういう設定だからこれはこれで正しいんだろう。


話の中でちゃんと笑いが笑いとして成立しているし、忙しい夕食時でもチャンネルを合わせる価値はあるんじゃないかな、と。


追記、そう言えば、裏切りの話、クーとの違いを試してみるとかそんな意図でもなく、ただのダマシだったとは。タイトルにもなって物語に影響があるかと思っていたのに油断させる狂言とは、なんか口惜しいダマされ方だった。
でも、その時の、クーは自分を上手く使えないというのは本心のようで、それで傷ついちゃったり。って本心なのか聞かなかったり、って恐くて聞けないか、言った方も相手を騙すためにウソを言ったのか、本気だったのかわかんなかったり、改めて考えると微妙な感じだった。
特にレンの方、言い過ぎたとか、どう感じていたのかわからないところ。道具と見られて傷ついていたのは伝わったけど、レンがクーの使い方が下手なことにこだわっていたのかもわからないし。使い方が下手だって問題ないと思うけど。
今まで上手く言っていなかったというより、今回のことでちゃんと気持ちが繋がって真価を発揮できたって事だと思うし、その辺、クーが下手ってより、レンの方がクーのことをまだ信頼してなかったからなんじゃないかと。
それで下手とか言われて傷ついてたらクーの方が割食ってるというか。