ハチミツとクローバー

物語としては美しすぎて特に書くことはないなと。


へびのあしさんの感想読んでああなるほど、鉄人山田から見ると、真山君が自分の事を以前よりちゃんと見るようになったけどそれは真山のなかで理佳に対する思いに整理が付いたからで、でもそれって嬉しいけれど真山にとっては辛い体験だったわけで素直に喜べない、みたいなことを物語として味わえばいいんだなと感じつつ、そういう読み取りってアニオタ的じゃなくてドラマ寄りだなと、ああそのへんがトレンディドラマを意識したノイタミナだから、か、とか思ったり。


はぐ父が中国に行くというので一緒に行かないかという提案にはぐが断ったところがはぐは受け身っぽいみたいに見ていたのでどうも、良かったねえ、偉いねえとか思っちゃったり。


そしてタイトルにある通り四葉のクローバーを探す。みんな集まって探すことになるあたりありがちな展開だけれど見つからないっていうのは新鮮っていうか、暗示的というか、特にそれに対するはぐの反応をきちんと描いたのは手癖に逃げないで表現しきったという感じで良かった。


ていうかそこ、はぐが可哀相って方向じゃなくてはぐ父の「そんなのなくてもはぐから一杯もらってる」って方を見るべきなんだろうな、と。