創聖のアクエリオン

夢の話。


発想としては、ああこう来たか、と特別目新しい展開じゃないけれど、今回もネタアニメとして十分自覚したネタが満載で作品として面白く、ネタアニメとしては手堅い演出。


エルム街ネタみたいに各地で夢に取り込まれて昏睡する子供が多発、我らがアクエリオンは救助に、っていうか特訓と言いながら寝込んじゃってそのまま実戦?とかよくわからない形に。


途中枕投げネタとか、おおよそロボットアニメにはありえない表現だけど、お約束をよく取り込んでいて期待通りにニヤリとさせる展開で良かったり、それぞれの夢が悪夢や願望をうまく取り入れた夢で良かった。


そこから帰れたのはアポロ、少林サッカー、シルヴィア、不思議少女、クロエ、というところ、不思議少女は夢を見ない、クロエは不眠症、後の三人は「バカだから!」アポロ、少林サッカーはともかく、バカ一同にさりげなく加えられてるシルヴィアって一体……。


敵は夢の中と自覚して、アクエリオンに乗り込んで眠ろうとする、眠りの中にアクエリオンを引っ張っていくところ、この場で変形とか、リアリティー的に新味があったりして良かった。


せっかく目覚めたシルヴィアが行かないところ、あれ?と思ったけど、シリウスの耳を通してアポロに語りかける役割にしたり、頭突きで気絶してクロエとテレポートチェンジしたり、見どころを増やすための方策だったと言うことで作り手のネタアニメとしての表現に感心。


指令は、特訓だ、メシだ!等見どころもあったり、夢と現実の狭間として月を越えて夢の世界に矢を放つとか、見どころ満載で完成度の高い話だった。


http://d.hatena.ne.jp/mesmerizing/20050531
こちらの感想が非常に丁寧でよく物語を拾っていて良かったです。