タイドライン・ブルー

先週にも増して面白かった。


なんでだろうなと思ったら、先週は少しずつでも込み入った設定を見せていこうと展開に無理矢理にも織り込んでて、見てて面白いんだけど、設定部分が気に掛かって話を楽しむ意識が時々飛んじゃって、面白かったけどちょっといいんかな?みたいな印象だった。


けど今週はきっちり割りきって、設定説明みたいな部分はなるべく押さえて、主人公を中心に、窮地からの脱出と、潜水艦という新環境の説明と、主人公を通して艦長、女副官のキャラ表現に焦点を絞っていて素直に楽しめた。


情況からやっぱりこのままじゃマズイと悟って、イヤイヤながらでも双子の力に頼ろうとするところ。
引きずって移動はタイヘンだなと思ってみていたら、リヤカーを見つける。それじゃ都合良すぎだろう、という所を、片輪が壊れているから放置されていたと言うところ。
「ラッキー、ああやっぱり」と作中で主人公が納得するという丁寧さ。
リアカーを引く手が片輪をフォローしている持ち方をしているところとか丁寧で感心するばかり。


待ち合わせ場所で、定番のツンツンした女副官と初対面。
その場を和ませるというか乗船をスムーズにする役割に赤ん坊が利用されるところ。子供が関わったら判断が甘くなるという話としての人間の描き方の健全さ。
潜水艦に乗り込むところの遊びは現実的にはリアリティーのない表現だけど、アニメーションの世界観ではあれがアニメリアリティなんだろうなという表現。


出産場面でなにもできなかった主人公とハワード似の違い。
そのことを主人公がやったと思われて自分じゃないことを告白しようとする葛藤。


とか色々見どころがたくさんで、それぞれの良い局面を、きちんと効果的に表現していて非常に優れてた。


来週は渦巻きの苦境。
広島の先って渦潮がモチーフなのかな。


つか自分名前把握しれ、主人公がキールで双子はティーン、ヒロインがイスラで、艦長がグールド、副長がジョゼ。日本が舞台なのに横文字が多いね。