舞-乙HiME

今週も面白い。


契約の解除の仕方を知るために秘密の宮殿に入ったり、ちょっと顔見せしてた深優がアリカの知り合いだったと物語にちゃんと登場してきたり、アリッサは鳥扱いですかッヒドイ(笑)とか。


あと、以前敵側に関って人がいるじゃんみたいなの、関智一さんじゃなくて関俊彦さんだった、神埼黎人は敵側配置なんですナとか。


でこのところいや増しに入れ込んできてるんですね、気が付けばエンディングのCDとか探してる自分がいるし、四軒回ってなかったよ、置いてあるのはOPばっかりだった(ネームバリューのせいだろうけど)


とかとか、なんでだろうと思ったら、自分歴代でどのキャラが一番好感を持ってるかっていうと木之元さくらだったりして、少女が母性で、子供なのにケナゲに「みんなをまもる」みたいな展開が面白いとかんじるみたいだと。
セーラームーンとかも同種だと思うけど、セーラームーンはお姉さんでケナゲ感が薄い部分がマイナスだったり、それならレイアースの光の守る感の方が近いかなとか。
そのへん戦い物の文脈なんだけど、少女の方が好ましいのは、少年物になると、みんなを守る=敵を倒す、と父性的な好戦になっちゃうので、気分的に荒みがちになるんだけど、母性的な守る意志が強い展開の方が同じ戦いでも穏やかと言うか。


んでも、舞-HiMEシリーズは同族の敵と戦って倒すという流れになっちゃうので、少女物なのに少年物の流れなんだよナ。
とかそういう考え方で見ていくと、舞-HiMEシリーズは「〜という戦士になってからなにをするか」じゃなくて戦士になるのでの内ゲバの話なんだよナ。


ccさくらにたとえると、カードキャプターになってからなにかをする話じゃなくて、カードキャプターになるまでの話という。


そのへんなんでかな?と思うと、なってからだと話を成立させるには仮想敵とか作らなきゃならないけど、観客にとってリアルな悪は作りにくいって言うか、正義の味方は胡散臭いって言うか、それなら正義の味方になるまでの話の方がリアリティがあって面白いって流れなのかなと。


と言うわけで、少女がケナゲに世界を守るというストーリーラインで自分好みだったのかも、と気が付いたんだけど。
そう考えると、逆に舞-HiMEシリーズのスターシステムの趣向の方が先立ってアリカのキャラが全面に出なかったり、結局正義の味方になってからの話じゃなくて正義の味方になるのでの話だからいまいち乗り切れなかったり、やっぱり舞-HiMEシリーズだからドロドロしていくんだろう、とか身構えていたり。


本当は舞-HiMEシリーズのリフォームみたいなやり方じゃなく完全オリジナルの方が色眼鏡無しで接することが出来たかもとか。


舞-乙HiMEの新キャラ、アリカには前作の舞-HiMEの価値観を悪しき物として払拭する役割であって欲しい、オトメ同士が戦うことを打ち破るとかカウンターになる少女になるといいなと。