BLOOD+

いろいろ書こうかと思ったけど、見ている内にどうでも良くなってきたよ。


あくまで話の展開のために都合良く話を切り取っていくという姿勢なんだろうな。


沖縄を離れて別世界にみたいな旅立ちとか離別の気持ちとか、沖縄の平和は?みたいな心配もなく、つか、小夜は自分の状況が変っていくこととか変えられていくことに対する不満や心配は感じないんだろうか。
都合のいい駒のように作中の人物にも、作り手にも扱われていて、とても人間として血肉が通った人間に感じられず感情移入を阻んでる。
作り手は話を進めることに目が行っていて、そこにいるキャラクターが見えてないというか人間と見ていないんだろう。


いきなりベトナムに行くのに言葉の問題とか、そういう事も物語上表面化しない、そう言うのを意識していたら話が進まないから日本語を喋れることにというか無視して都合良く話を進め、と。
それはそれでいいんだけど、そういう自分勝手な都合の良さが物語を作り手の都合良く進めると言う態度に表れていていい加減な作風だなあとまともに見ていられない。


いや別に都合良く進めても、話がちゃんと面白ければ、そういう都合の良さも些末なことに振り回されず面白くなることを目的に現実的なことを遠ざけていると好感に転化する事も出来るんだけど。(ソルティーレイのAICっぽい大雑把さとかが好例。都合のいい展開でも結果キャラが魅力的に見えたり面白いと感じられれば結果オーライだし。もちろんソルティーレイの話が面白くないと感じていれば、そのへんのいい加減さに幻滅する観客もいるだろうし)