交響詩篇エウレカセブン

んー、感心しなかったなあ……。
初めから、レントンエウレカの相互理解が出来た時のエピソードをアネモネでもなぞって見せよう、って言うのが見え透いてたり。
っていうか、企画の段階から、こうやったら盛り上がりだろう、とか感動するだろう、みたいな計算が見え見えというか。


いずれにしてもレントンエウレカとの時はお互いの気持ちとか思考とか、見ている側が理解して把握しているから、繰り広げられている出来事から、お互いの喜びとか相手を必要としてる思いとか判るから、どんな展開をしていても一緒に感激出来たけれど、今回は、ほとんどお互いの気持ちがわからない、特にアネモネ側、始まってすぐに心の声としてモノローグで語られてるけれど、言葉だけでは染み渡ってこないし、ていうか、アネモネの内面を初めて明かすツンデレのはずなんだろうけど、初めから始まっちゃってるから元から心の中はそうだったろ、みたいなギッャプがなかったり。


ドミニクの人の方がアネモネLOVEなのは当初からだし。
アネモネの方が今ごろ「あの人はいなくなっちゃったんだから」とか言っても、それがドミニクのことなのかピンとこないくらいだったし(デューイにもう必要とされていないことを嘆いているかと思っちゃうくらいだったり)なに考えてるかわかんなかった。


出来事の方も、いよいよデューイがコーラリアンの中心を攻撃しようとする、でもその中心にはエウレカ達がいる、そして発射される兵器、さあどうなる、みたいな感じで見ていたけど、始まってみれば穴があいてアネモネとタイプ0の来襲みたいなー、ってなんだかなとか思ったり。
(感想サイトを見ると、アネモネが核にマーカーを打つために来たらしいけど)


としたらアネモネの気持ちってどうだったんだろう。デューイの計画に乗ることは、ドミニクがいなくなったから自暴自棄になってたみたいだけど、したら、デューイの行動は宇宙を滅ぼす事に繋がるって認識があったのか、とか、マーカーを打ちに来たらそこにエウレカがいたって事を、どう受け止めたのかとか、自分の本心がダダ漏れ、みたいなことをどう感じていたのかとか、色々あると思うんだけど、なんか、よくわかんないまんまで表面上は小綺麗にまとめちゃったナアと。


そんな風に受取っちゃったデスヨ。