交響詩篇エウレカセブン

最終回二回スペシャル。


1話目はデューイとホランドの兄弟喧嘩の決着の話。
2話目はレントンエウレカの恋の結末の話。


みたいな感じかな、とすると前回はアネモネとドミニクの恋の話という所で、この話は二つの恋と兄弟喧嘩のための物語だったみたいな。


正直兄弟喧嘩の方はよくわからん、ちゅーか、実状はわかるんだけど、その事を登場人物(特にデューイ)がどう理解して、どうしようとして行動していたのかがよくわからん、という感じ。


自分の世界がコーラリアンという得体のしれないものに支配されているのが気にいらん、コーラリアンを排除したいが、失敗すると世界が消える、そんなリスクを犯してでもコーラリアンを倒したい、失敗したらみんなで死ねばいい、という所?
コーラリアンが嫌なら一人で死ね、とホランドが言うと、寂しがりだからね。みたいな事を言ってるし、この話の悪人はこんなに稚拙な思考で出来事を動かしていたんだろうか、とか思ったり。


デューイの行動を代表してこんな世界を作った大人の責任として子供のために責任を果たすんだ、とホランドは言うけれど、お前が言うな(笑)というか、そんなしっかりした大人に見えないし、作り手の気持ちなんだと思うけど、なんかセリフや気持ちが空回りしてるような。
ていうか、とにかく、レントンエウレカの行為の方がしっかりしていてずっと大人びてるように見えるし。自分たちがいい加減に暮らしてきた結果こうなったことを反省しなきゃね。
まあ恥じ入る前に責任を取ってレントンのしようとしていることを今は守ろうとしているということだろうけど。


レントンエウレカの恋の行方はただただ、立派だったなと、世界を守るために自己犠牲、っていうか自分にしかできないならそれをやろうとすること、好きな子のために支えになろうとする気持ちとか、良かった。
ほんとはああならないように努力しなきゃならなかったんだけどね。
つかすべてがデューイの我欲が悪かったんだ、と思うと、観客として、どういう話だよ、みたいな気持ちになっちゃうんだけど。


うーん……。一年つき合って見てきて結果が大人のワガママのせいで選ばれた子供が大人のワガママのつけを払わされる話でした、みたいな。