おねがいマイメロディ〜くるくるシャッフル!〜

ウサミミ仮面……柊先輩ご愁傷様です心中お察しします。
という感じで、スゴイ演出だったナ。


ある意味画期的、こういう展開の場合、無理矢理操られるとか、変身したらキャラが変わるとか、意に添わない行動をさせるときは強制力みたいなものを掛ける場合もあるけど、すべてが自主的みたいな(という事自体が刑罰とも言えるが)と展開や手法自体が今までにないやり方で、ありそうでなかったやり方で斬新。


おまけに先輩静かに烈火のごとく怒ってるし、そのへんも面白かった。


とは言っても、先輩弄りに一生懸命で、そっちの方は笑えるけれど、主眼の物語の方はとんでもなくて抜き。
不細工な兄とイケメン弟という兄弟の兄の劣等感に目を付けてみたいな流れなんだけど、話としてその劣情をどう解決していったかというと、話的には先輩弄りばかりに終始してしまって、「なんだ兄貴そんなことで苦しんでいたのかよ、これからは女の子を紹介してやるぜ」みたいな解決方法。
って解決してないよ。弟が兄の引け目を気が付いたという流れは正しいんだけど、解決としてはなにも活躍してなかったり。


って今更マイメロでそういう物を求めたってねえ、この作品は物語として今まで散々ネタに走っていてないがしろにし続けているから、今回もそんなもんだろうと、気にしてはいけないナと。