ブラックラグーン

いや、意図はわかるんだよね。
ドンパチと一番関係ない日本のサラリーマンが海賊とか銃撃の場所に巻き込まれて、その場所で居場所を見つけていく、みたいな意図なんだろうなあと。


そのへんの説得力みたいな所、例えばビギナーズラックとか、素人独特の発想だからこそ戦闘のプロには思いつけない奇策をひねり出せるとか、ビジネスマン独特の処世術が役に立つとか、


いずれそういう展開の話もあるのかなとも思うけど、まず初めにビジネスマンとして優秀でもないし、なにより窮鼠猫を噛むって事なんだろうけど、いきなりロック馴染みすぎっていうか、どこでどうしてそんなハードボイルドな態度を発揮する要素があったんだ?とか、作戦を考えられる余地があったんだ?みたいな違和感を感じてしまったよ。


まあそのへん柘植センセの(インチキ)ハードボイルド小説の愛読者だったから、とかそんな言い訳でもあれば、それもありかなとか。


説得力よりハードボイルドな様式美を優先しているんだ思って見たら見られるとは思うけど、この先どんな活動をするかによって受け止め方は変わっていくんだろう、と。


悪事ばっかりしていてもヒクし、情に流される話ばかりというのも醒めるし難しい道だよねえ。