「牙」

自分の過去を知るためにタスクに向かったロイアのその後という展開。


ふむふむ、どうやらロイアは呪われた子供という事で捨てられたようだ。とオロオロしているのはタスクの幹部のモロッコなんだけどモロッコの子供ということじゃないんだろうな。どうなんだろう、ロイアは王族の所に産まれた子で、モロッコがなんらかの理由で捨てさせたと言うところなのかな。仮面のデスパラと母親の関係も今のところわかりにくいけど、同一人物の二つの顔という事なのかな、色々と難しい事情がありそうな感じで、なかなか考えられてる感じがして感心する。


そして反モロッコの男がロイアがモロッコの弱みと知って養女に迎えることにという展開。


とか感心しつつも展開は、タスクに行ったロイアの元に反モロッコ派の男がすぐに登場したり、ロイアを追ったゼッドの前にロイアを探す男が現れてロイアの行方を教えるとか、世界観が箱庭的でどうなんだろう?と思いつつも、まあそれはそれで大河ロマンという子とじゃなく、都合の良さは演劇的だと思えばこれはこれで仕方がないかなと。展開がスピーディになって良いし、現実的に上手く行かない道中を延々描かれても意味がないしね。


話の面白さとしてはそれぞれの陰謀みたいな物には面白さは感じなくて、ゼッドのロイアを追いかける動機がゼッドがロイアの話をきちんと聞いてやらなかった事への罪悪感だったりするところがよく考えてるなと感心する所だったり、追いかけてきて再会するわけだけど、その時のツンデレ会話が面白かったりと、そんなところを楽しんじゃってるのはどうなのかと思いつつ楽しいです。