となグラ!

勇治にヤキモチを焼かせて、という方向性に持っていった話。


どうでもいいけど、冒頭から勇治が不機嫌そうな表情で描かれていたのは意味があったんだろうか?この後の展開で、香月にファンクラブが出来て心中面白くないという展開になるんで不機嫌な表情になっていくんだけど、あの段階ではまだそのことは知っていなくて不機嫌な表情で居る必要性がないんだけど、なんか気になった。つか漫然と初見で見てたときは、アン段階で既にファンクラブが出来ていることを知っていて警戒しつつ登校してるかのような印象にも見えたんだよね。(その後、またウルサイ初音のファンクラブが、みたいな発言でそうじゃないことがわかるんだけど)


展開としては中学時代の香月は(引っ越した勇治の事が気になっていて)告白を断っていたんだけど、その好きな人というのを勇治は教育実習の男だと思ってヤキモチ焼くし、香月の方は、勇治が思い違いをしているのを気づかずに、自分が勇治のことを思い人にしていたというのを知られたと思ってドキドキするというすれ違い。


結構込み入った情況をわざとらしく説明しているという印象を感じさせずに観客に伝えているところは上手いと思った。
全体的には他人の架空の出来事を延々演じられているだけなんだけど、見ている自分としては楽しいんだけど、入り込んでないと、ダラダラ興味の感じないことを会話しているようで面白味に欠ける所もあるんだろうな。その辺の差は登場人物に対する感情移入の度合いという所なんだろうけど。


つかその辺の退屈になりがちな会話の場面に着替えシーンを入れる所が上手だよね。
普通の着替えシーンがこれはこれで。


あとはヤキモチが焼きモツとか(ありえねえー(笑))


なかなか感情の入れ違いを丁寧に描いていて面白いなと受け取れました。