パンプキン・シザーズ

四回目。


一話目を見てすぐ「なんなんだろう、あの伍長の超人ぶり?」みたいな疑問は誰でも気になったろうと思うけど、四回目にしてようやく登場人物も気にしだした様子。
この頃の話はこういう調子で展開が遅い(というか登場人物の思考力が低く設定されている場合が多い)のかな。
それも気が付いてるのはメガネ君一人という感じで、アリスさんはまだ気に掛けてもいない様子だし。まあアリスさんは18年生きてきても自分が貴族として裕福な生活をしていると気が付かないぽややんさんだし、しょうがないよね。


にしても重苦しい展開だ。まあドイツっぽいみたいな色を持ってくればそう言う暗部みたいなものももれなく付いてくると言えるのかも知れないけど、なんでも重苦しくすれば良いってもんじゃない、つーか、もしかしてそう言う風潮って鋼が作った弊害なのかな。


二話目とかを見ていた同居人は戦争物の攻殻?みたいな印象を持ったみたいだけど、奇しくも、要素的には似たような物を持ちつつも、真逆なんじゃないかなと思った。


攻殻は真面目にシリアスなんだけど、不必要に深刻な展開は採用しないし、中心人物の素子には、それほど超人力も持たせないし、貴族とか王族とか政治家とか、選民という人種でもなく、ただ早い時期子供の内から義体に親しんだだけのただの一市民という。


そう言う部分で攻殻という作品は抵抗感なく楽しめるんだけど、このかぼちゃはなんか引っかかりを感じるナー、つていか、観客としてはエンディングみたいにお気楽戦車部隊みたいな話を望んでるんだけど、なんかずれてるよナー、と、っていうか、考証無用の痛快活劇なんじゃなかったんですかっ?っと、考証無用だけど、痛快活劇とは言ってないネ。