あさっての方向。

んー、なんか見ていて居心地が悪いんだよね。


荒唐無稽なことが起こった、ということを前提に話を作ると、なにをやっても無いことを前提にした話なので説得力が落ちる、という部分もあるけれど、そうした荒唐無稽なことでも現実のメタファーになっているとか、現実とのリンクがあれば意義があるはず。


実際この話でも、その事は早く大人になって兄を解放したいという気持ちから起きた出来事であってその気持ちが意味を持つ事になっているし。


思うんだけど、そういう荒唐無稽なこと以上に、兄の行動が不可解すぎることがこの話を見ていて説得力を感じなくて居心地の悪さを生み出しているんじゃないかなと思う。


彼女との別れ方とか、あんな一方的なやり方をしなくてもいいだろうに、ちゃんと事情を話して、別れるとか、待たすとか、自分の事情に引き入れるとか、対処はあるだろうに。


からだのことも、信じられないことだけど、本当にその通りだったら、自分の言動が大人になったからだの気持ちを傷つけるだろうことは想像できるだろうし、とにかくこの男は自分のことしか考えられないし、想像力にも乏しいんだろうな。


叶石の不思議より不思議な男だぜ。


この変な男の反応に突っ込むような感想しか出ないなら感想書かない方がいいな。