009-1

ミレーヌの過去の話。


以前のPOP、もミレーヌの師匠の話という、この作品は過去を振り返る話が多い。
その辺考えてみると、要するに、現在に仮想敵が存在していてそれを倒すとか、前を見る要素がないんだよね。だから現状維持とか、今を見るしかないんだけど、それじゃ物語として間が持たないから過去を見るしか、という所なんだと思うんだけどそう言うのって、現代の情況を反映してるみたい。
今の世の中の状態からは未来の出来事に明るい要素なんか見つけられないから懐古するしか楽しみは見つからない、みたいな。
デザインセンスが60年代アメリカみたいなところがあるのも、当時のアメリカの状況が似たような物、高度成長時代を通り過ぎて、落ち着いてみれば、未来に明るい物がもう見えない、頽廃とか懐古をするしか、みたいな。