コードギアス 反逆のルルーシュ

まずは、前回書いたことの続きなんだけど(ギアスの力がまちまちならば皇帝のギアスが死者との会話なのかな?という内容)


シーツーが指定して授けるのじゃないとすれば(今週の話で発現はまちまちと言ってた)発現する力の種類はその持ち手の願望に影響を受けてるのかな?と。


そうするとルル君の人を思い通りに動かしたいというのは、チェス好きと言うところからもなんとなくわかるね。チェスはわかんないけど、オセロとか上手い人の終局の差し手は、相手の置く所が一つしかない、または置く場所がなくて、相手の想うままにされて逆転というパターンになるし、そう言う発想から来てるのかも、とか。


でそう考えると興味深いのが皇帝の、死んだ人と会話をしたいという能力が、皇帝の願望から来ているとすれば、その動機は?と想像すると面白い。


皇帝がどの時期で力を望んだのか判らないけど、もしルルーシュの母死亡後であれば、妻と再会したいという望みがあったのかもしれないし。


と言っても、問題はあなごさんがそんな人情家にも見えないと言うところ。あと第十四妃(だったかな、とにかく下位であることは確か)にそんな想いを抱くかどうかはわからないし。


それ以前に力があったとすれば、死んでも話を出来るのならば、それほど死に対する悲しみは深くならないかも知れず(その意味ではギアスの力は持ち主を孤独にするというのは的を得てるかも。マオの他人の思考がわかるというのもある意味で自分の孤独は深まるだろうし、ルルーシュのその気になれば人を思い通りに動かせるという力も自分を孤独にする要素になるかもしれないし)


あとあと、感傷的な内容に持っていくとすれば、皇帝がルルーシュ兄妹を政治の道具にして日本に捨てたと思っていたことが、ルルーシュの死んだ母の意志で、皇帝はそれを叶えていただけ、なんて展開もあるかも知れず、ってまたしても、音速丸にそんな情があるとは思えないんだけど(苦笑)


さて今週、まずは、
学校に来てるよー!記憶の矛盾を「喧嘩して他人ごっこ」で誤魔化して、それが通用してるよー!


まあそれはそう言うことで了解しろと言うなら飲み込むけど、つかこういう展開だと、前回のラストをシャーリーとの決別と学生という立場との決別と解釈して切ないなあと思ったんだけど、解釈を修正しないと。
とにかくシャーリーの中から自分の記憶と自分への恋心を消去したという事だね。シャーリーの前から変える決意まではしていなかったと。
忘れても友達の距離は手放さないと、まだまだ決意が足りませんナ、っと言う気持ちも。


で話の方は、マオとの対決。
結論を言っちゃうと、そんなに簡単に退場するキャラなら、なんのために出てきたんだろう?みたいな。
ルル君もシーツーになぜ黙っていたかぐらい聞こうよ、たとえ「訊かれなかったからな」で誤魔化されようとも。あと他にギアスを与えた人間がいるのかぐらいは聞こうと思わないのかな?


でシーツーはマオの元に行くことになるんだけど、どうなんだろう。
見ている自分としては、ルルがマオを倒すための芝居を打っていたようにしか見えなかったんだけど、なんかこう言うつもりで見せているという作り手の意図が見えずに流して書いていた印象だった。


結局ルルーシュは警官をギアスで操って誘拐犯として射殺させたみたいな事だし、シーツーとしてはどう思って行動していたのか判然としない。
要するにマオはギアスの力に飲み込まれた廃人で、シーツーは置いて逃げたけど、廃人は追ってきたよ、みたいなところなのかな。けじめを付ける気で会ったけどやっぱり殺せないというか。


あんまりよく判らない感じで展開してルルーシュがやっつけちゃったなあと。


で、マオの事例を見る限り、ギアスの力を制御出来なかったらルルーシュの能力とかは、今は制限が付いていていたり、自分の意思で他人を操れるんだけど、飲み込まれたら自分が掛けようと言う意志もなく、相手は自分の思い通りに振舞う事になるんだろうね。そうなったら確かに思い通りの裸の王様で孤独なんだろうなあ。