コードギアス 反逆のルルーシュ

ギアス対ギアス
再見してて気が付いたんだけど、ナナリーが「私も会ってみたいな、皇女様に」と言っているのを見て思ったんだけど、ナナリーは自分の出生に付いてどう認識しているんだろう。
ルルーシュはすべて理解した上で身分を偽っているという、虚偽の認識があるんだろうけど、ナナリーには虚偽の認識があるんだろうか。
あるとすれば「皇女に会いたい」という発言は相当の食わせ者だし、そうでないとすれば、真実の認識がなされていないのだろうけど、そうも受け取れないし、その辺作り手からは曖昧にぼやかされているなあと。


他にも思わせぶりなセリフが散りばめられてた。

ロイドの助手さんはスザクに誰かを重ねてみているようだし、
ロイドは「アレ試す」とか新兵器を匂わせてる、ああOPでランスロットが飛行してたよね、飛行装置のことカナ。


マオはルルーシュに対して「泥棒猫」とか言ってたし、その辺から、マオの思い人であるシーツーをルルーシュが奪った、というだけの私怨がマオの行動動機なんじゃないかなと受取ったんだけどね。


シャーリーへのギアス操作ってどんな操作だったんだろう。ナリタに来ていたことは、父を失った追悼という認識があったようだし、父の死自体は消していないんだろう、父の死の悲しみをやわらげたり、父の死を利用してルルーシュから同情を引こうとしたという後ろめたさ、なんかはギアスの力で消しちゃったようだし、なによりそのためには、ルルーシュとの思い出は消し去らないと成立しないだろう。
その辺からはもうルルーシュは学校に戻らない決意なんじゃないのかなあ、シャーリーがルルーシュを忘れているというあたりは、まあショックのせいで、とかでうやむやに出来そうだし(回りの子も辛いから忘れたのならそっとしておこうと振舞うかもしれないし)。


考えるとナナリーの頭の中が一番不可解かも。


追加
そう言えば、今回の話でギアスの力の種類は一つではないという事が提示されたけど、そう考えると、皇帝がクロヴィスと話をしていたというのは皇帝は死者と会話できるギアスを持っていると考えられるのかも。


死人に口なしという言葉もあるように、死者から情報が得られるというのは人の希望の一つかもしれないよね。
人を自由に操れたら、とか、人の考えが読めたら、とか、安直だけど、人間の希望を叶えられる能力が身に付いたらという定義的には似つかわしいことかもね。


そしてそれらの力は、当人を孤独にするという。


ああ考えると、死人と意志疎通が出来るのなら、皇帝はルルーシュの母(妻)が死んでも、普通人よりはショックが少なかったかも知れなくて、ルルーシュが父の反応に不満を感じた事にも通じるかもね。