がくえんゆーとぴあ まなびストレート!

五回目だな。
前回は優等生芽生の過去のトラウマ話をやって、今回は、学美をオタフクにして退場させて、芽生とネコ口光香が二人で気まずくてギクシャクしてみたいな話。


ああそうか、体育の子むつきとか、天然の子桃葉とか、生徒会室は賑やかだったり、五人で勝利のポーズとかしてるけれど、実質、生徒会員役員は、前回芽生が加わって三人だけなんだ。
学美を抜くと芽生と光香だけになるんだね。仲を取り持つ明るい屈託が無さそうな学美が抜けると息苦しくなると言うか。


生徒会役員とかやって人前に出ていたしそんなに光香は人見知りするタイプには見えなかったんだけど。
あと芽生の方、こっちは自分もそういう感じなんでよく判るんだけど、別に人嫌いとか、お喋りが嫌いなわけじゃないんだけど、苦手というか、上手くないと言うか、根が真面目なので、会話をするなら、口を動かすならちゃんと実質的なことを話そうとか思っていたりして、実のないただのお喋りとかは、自分からするのも苦手だし、相手から振られても、はあ、
へー、ふーんとか、適当な相づちするしかないしで、結果的にお喋りじゃない人、になってしまうという。


んでも、沈黙はきついなーとは感じているけど、別に無口もそんなに苦じゃないし、つーか、別に無理して気を使って話さなくてもいい相手というのがいれば一番落ち着くんだけど、とか思っていたり。


芽生がどう感じているのかはともかく、そう言う様子で重苦しい雰囲気になって、光香は気にするというか、話をしたいと思っていると。
で、芽生の方も内面は描かれないけど仲良くはなりたいと思っている様子が、むつきへの電話の相談やレターセット売り場で鉢合わせるところで読みとれる、と。


ここで戻ってなんだけど、前回の芽生のトラウマを癒す相手が学美だったことに関して、エネルギー吸収と発散さんの所で解釈していて、面白いんだけど http://d.hatena.ne.jp/kkobayashi/20070130/1170184794


自分でも感じるところは、友達としてむつきじゃダメなのかという部分に関して感じるのは、確かにむつきは人が良いとか人情家とか、同情心で自分と仲良くしているというか、突き詰めると「体育会系のむつきには本当に楽しい友達は同じ体育会系の友達で、自分とは本当の意味で分かり合えない」みたいな事を感じていて、過去に自分は生徒会とか人の役に立とうとして裏切られたという傷は、自分と同じように、人の前に立って人の役に立とうと立候補した学美にしか癒せないとか、学美という人が自分を受け入れようとしていると感じることでしか安息を感じない、とかなんだろうなあと思っていたりするんだけど。


そして光香との関係に関しては、友達とか仲間とか、とにかく一緒のことをしているんだから距離があったり壁があったりするのは嫌だなあと思っているんだけど、どうやったら壁を取り払えるか判らない、という所なのかなと思ったり。


で別に壁を取り払っても、急に仲が良くなったりとか、お喋りをし出すとちか言うんじゃないんだろうなあというか、別に軽い会話はしなくてもそう言う人間だし、気を使わなくて良いし、自分ではたわいない話を振らないけど、話しかけてみたいな、とか、元々無口な人間の憂鬱みたいな話だねえ。


なかなか面白かったです、と同時に、でも内容的には話に集中できないと言うか、散漫なテーマや内容だったかな、とも感じたり。別に仲違いとかさせて話に入れる演出をするのが好ましいとも思わないし難しいところかなとか。