コードギアス 反逆のルルーシュ

総集編。
本当に総集編そのまんまだったなあ、一回目の時は物語を振りかえる意味で作品の面白さを再確認するいい機会になってたけど今回の総集編は本当にスタッフのお休みのためみたいな印象という感じがしたね。


時期とタイミング的には、ルルがスザクが敵だったということでその事を検討するという、ルルーシュの困惑をクローズアップする所なんだけど、つかやっているはずなんだけど、そんなに訴えてくるところはなかったかなあ。


敵だったとか、友達だと思っていたのに、とか、失望や失意は感じられなかったかな、いやまだ白い鎧のパイロットだったんだ、という事がわかっただけで、いろいろな感情が湧く段階じゃないんだろうな。元々がランスロットの操縦者に対しては、自分の邪魔をするけど、優秀な人間だと認めてはいたんだろうし、真相が分ってみれば、なるほどスザクだったのかと納得さえするところなんだろうし。
(まあそもそもが、ルルーシュランスロットの操縦者に対して興味も疑問も持たないところがどうなんだろう?とはおもうけど)


もっと対峙して、どうして軍に協力するんだ、とか、話をもった上で理解が得られなかったりして決裂したら、そこで初めて失望を感じるところなんだろうし、
今のところは、ルルーシュもスザクの、自分の信念で行動していたら、意識せずに、敵対する場所に立っていたというだけで、それが判ったところで、当惑はするけど、失望する場面じゃないわな。


来週は「枢木スザクに命じる」って事で、ギアスを掛けるのかどうか、と言うところだけど、ギアスを掛ければ、スザクとの関係は友達じゃなくなるので、その前にルルーシュにとってスザクはブリタニアにもいなかった日本で出来た唯一の友達、という事を強調しているんだろうけど。


観客としてみている限りは、とにかく今の状態から過去の事を振り返って、崖で手を貸してくれたりとか、その後も屋根で手を出してくれたりとか、それだけのエピソードで友人関係をあらわそうとしているだけだったから、ルルーシュの気持ちとかが胸に迫ってこないんだろうな。
いや、その事がダメッてわけじゃなく、別の方法で足場固めをしていたら、もっともっと面白くなったろうなあと。
設定をこなすだけで精一杯だったんだろうし、その設定だけでも十分楽しいわけなんだけど。


来週は、スザクにギアスを使うのかみたいな話、上でも書いたけど、人に使えばその人とは友人関係じゃなくなってしまうよね。シャーリーのときにもそうだったけど、ギアスの力は人を孤独にするというのが当てはまって上手いなあと思う。