コードギアス 反逆のルルーシュ

学園祭宣言!


アニメ世界ではたまたまシンクロニシティしてる学園祭話ネタ。
といってもコードギアスの学園祭話は、学園祭自体を語るでもなく、本質は、オールキャストがニアミスしてドッキドキ、みたいなスラプスティックコメディをしたいんだけど、学園祭にかこつけて学園祭を舞台にしたよってだけで、特に学園祭である必然性はなかったよね。


ただ、学園祭に合わせたことで、学園祭という平和な出来事の段取りと、テロリスト活動という危険な犯罪を同時進行させるという、理性的な意味でのギャップとか、学園祭の取り仕切りが上手くなったことを、テロ活動で、集団操作に慣れたからといったブラックジョークになっているところはニヤリとさせられたけど。


ニアミスのドタバタは確かに面白がらせてもらえたけど、やりすぎの感がしたりしてそんなに無邪気には楽しめなかったかな。
扇が加わってくる段階でもヲイヲイなんだけど、果てはユフィまで参加してくる状態には苦笑するしか、ってよく考えると、後から登場になったユフィは、順序で受け止められ方に分が悪かったけど、ナイトに指名したスザクがいるから学園祭を見学に来るという動機があるからまだ許せるけど、扇が学園祭に巻き込まれるにはになんの脈絡もないし、壮大な神のイタズラ(ご都合主義)としか思えないし。


まあ別の面白かったから、無理があっても気にならないんだけどね。


とはいえ、手放しで面白かったなあと言えないのは、今回の話の本筋の重要な部分は、ユフィが好意で行政特区を作るという話をし出すけれど、その事がルルーシュにとってどうして、動揺してユフィを敵対者として捕らえなければならないほどルルーシュの構想と競合問題が発生するのか判らなかった所。


その辺、ルルーシュの構想とか目的が観客に伝わるよう説明されていなかったからで、観客としては作中のルルーシュと同じ気持ちで、ユフィーの提案を、とんでもないことを言い出したよこの娘は!と受け止めたかった気持ちが大きかったんだけど、その辺どうしてそうならなかったかと考えると、


学園祭でニアミスしてドッキドキというドタバタに遊びすぎてたから、と考えると、そんな特段面白かったエピソードじゃないし、真面目に物語を語っておいてくれよ、という気がしたりしたんだよね。