ひだまりスケッチ

最終回だ。最後の回が、クリスマスとか年末という空気で締めるという趣旨なのね。


最後にさえの妹登場という展開。
をを釘だ。
嬉しいけどある意味肩すかしでもあるかな。新房関係で行ったらここは懐刀としてやっぱり千和が出てこないと、という気もしたりするけど、そこまでやったらさすがに嫌みになるよね。その辺に関しては節制が付いていて良いと思いました。
まあこの作品、全体的に、新房節とか押さえ気味だし(少なくともコントラストのきつい画面とかは一切止めてるし、表現方法とか内容に関するいい意味でのいい加減さは新房節ではあるけど、その辺は上手く機能していていいと思うし)


こうして終わりを迎えると、全体的に作品の中に良い空気を持った、息抜きとして楽しむアニメとしては良質にな作品で良かったです。


始まった当初は、四コマ漫画としてエキセントリックな人物によって掻き回してくみたいな、変人キャラの不在に物足りなさも感じたけれど、それはそれで、普通の四人の女子高生を眺めて楽しむ作品としてみれば貴重な作品だなあと思えるようになったし。


そういう意図を支えて、四人が四様で、それぞれ上手く役割を果たしていたと思う。キャラとしての役割とか、声優の人が与えられた役を的確にこなしていたと言うところとか。
みやこ役の水橋さん、ボケ役で元気のいいお騒がせキャラが良くはまっていたと思うし、新谷さんといえばGAのミルフィーユ役でどちらかと言えば、可愛い役で、演技力より可愛さを要求されるという仕事の情況だったと思うんだけど、この役できちんと演技力もある所か発揮出来たんじゃないかなとおもったり。
太ることを気にするとかやたらにフェミニン臭を放つ役なんだけど、後藤さんは上手く演じていたと思うし。
個人的にはキャラクターとして好意的に受け取れない役なんだけど(そんなに太るのを気にするなら食べるな!とか思いつつ、いや実際それで本当に食べない行為をしていたら、好感を抱けないし、とかその方面で攻めても、好印象は抱けないんだけど)中の人の力のせいで、これはこれで可愛い女の子だなあと感じられたりもしたりして良かったです。


最終回を迎えてもっと見ていたいとか、もうこれで終わりなの?という気持ちにもなったけど、まあその辺ネタ的にもこの辺で切り上げて、食べ足りないぐらいで終わらせる方がいい結果になるのかなと思ったりしつつ、最終回を受け止めたいと思いました。
新房作品は、ネギまは好き勝手やりすぎて受け入れにくかったけど、好き勝手もこのぐらいで押さえてくれるとちょうど良い案配じゃないのかなーと。ばにぽにとかも、時にはハメハズしすぎだ!と思うところもあったし。