ブルードラゴン

二回目。


今週もちゃんと面白かった。
先週の感想で、当たり前のとこを当たり前に書いてるみたいな書き方をしたけど、そう書くと簡単とか楽そうみたいに軽く捕らえてるみたいに思えるけど、そうじゃなくて、そういう簡単に見えることほど、簡単に出来そうで、実は簡単じゃない事なのだろうなあと今回の話を見て改めて思った。


この世界の設定のことを観客に伝えていく手段とか、その時の語り口について、世界観を壊さないように重厚なセリフをちゃんと書けるかとか、要求される技術は多いしその事をきちんとこなしていて安定して面白く鑑賞しながらきちんと世界観や歴史が抵抗無く混乱せずに理解出来るように伝えているところなと、よく作られている。


まあその辺も、よくあるRPGって感じもするけれど、面白いRPGの感触を再現できているだけでも大した仕事だよね。


その後のシュウの態度とかもきちんとしている。
口では、強くなりたいとか、冒険したい、とは言っていても、実際に巻き込まれるように突然事情が押し寄せて変化を迫られたときの動揺と戸惑いの反応。
ヒロインがそれを理解して抱きしめる所なんかも上手いというか、そう言うキャラなの?とか思いつつも良い気持になるエピソードで良心的な作品に受け止められた。

二回で情況と世界観を伝えたあとは、主人公と良いライバル役になる少年の友情を掘り下げるっていう趣向みたい。この先も着実にキャラを加えていって、ちゃんとした面白い物語になると良いなあと思います。