「ぼくらの」

良いね。
先週も書いたけど原作の咀嚼が良いよ。
警察の取り調べとか、防衛庁の介入具合とか、説得力ある表現だし、原作こんなだったっけ?と思うほど丁寧で良い感じ。
上手く行間を補完してるなあと。
能登の告白も黙っておけない性格そうで説得力あるし、突飛な発言になるわけだけど、特異な状況で受け止め方もリアリティを感じる流れで良かった。
猫の恩返しの監督が付いて良かったなあと。


展開の方は葬式に。原作もそうだったっけ。
印象的には合宿でたまたま集まった他人がああいう契約で離れられなくなる感じが良かったんだけど、印象より親密なのに多少違和感。
まあ知った仲間だから生じる感じ方ってのもあるし、今のほうが良いね。


事件の扱い方も上手い。
秘密から転落死の発覚を恐れつつ、溺死と引っ張って、真相は突然死、って言うか死因がないっていう
命がゲームの代償っていうかジアースの燃料みたいなというのが明らかになっていくみたいな。
その辺はもう明かしてもいい頃だよね。
コエムシがカートリッジは装填されたとか、契約者の命がセットされたってニュアンスだよね。
椅子が回るのは原作にあったか判然としないけど動くアニメ的表現で良いと思ったけど、椅子取りゲームがモチーフかと思ってたけどロシアンルーレットの暗喩だったんだなあと。


次回はまだゲームイコール自分の死と認識しない戦いだね。