Darker than BLACK -黒の契約者-

陰湿な話だったなあ。こんな話見せられて誰が楽しいんだろう。


モヒロ先生、ぼくらのとかなるたるとか、めちゃめちゃ暗くて陰湿なんだけど、アレはアレで、人間はココまで残酷になれるとか、どうして残虐性というのは発揮されるのかとか、テーマのために必要な必然性で意義が有るんだけど、この話にはそう言う物がない。


皮肉な話だけど、益を追い求めた結果のしっぺ返しでもないし、あえて言うなら娘を思う愚かな親心って所なのかも知れないけれど、そうすると報われていないし、誰も救われない報われない話なんだよね。


そもそもが有りもしない荒唐無稽の契約の力は人を不幸に導く、とか言われても、現実に通じるなんらかのメタファーともなっていないし、はあ?という感じて空回りしていて見ていてもなにも思うところはなくて、無意味な物語だったなあ。