クレイモア

クレイモアの正しい見方。


どこかの記述でこの作品は「ファンタジーの皮を被った文学作品」とか、いうのを目にして、まあ確かに物語を通して存在意義を求めるストーリーとして見る作品かなと思ってたんだけど。
って、はてなのキーワードに書かれてたんだったよ。


でも見ていくとそうでもないかなあというか、そんなにそう言うことをテーマに取り組んでないだろうと、違和感を感じてた。


で気が付いたのは、やっぱりこのストーリーは、
「ファンタジーの皮を被ったレディースヤンキー漫画」だよなあと思った。


どう見ても、
「関東クレイモア連合ナンバー6、幻惑のミリアただいま参上!夜路死苦!」
みたいな感じじゃないかと。
そんな風に思っちゃうと、妖力解放って根性焼きの事?限界を超えるとかもう戻れないことに!みたいな。
とか妖魔との戦いの場所って、レディースを抜けた相手との抗争の場みたいに見えたりして。
ところが、シメに行ってるはずの上の立場のはずのクレイモア連合のレディース達なんですが、抜けたレディースが抜けた先はヤクザで、ヤクザの恐い人が来ていてクレイモアたちレディースは返り討ちでリンチ状態に、もう殺して……


みたいな絵柄に見えてきて、これはこれで、存在意義を求める文学作品よりも面白い見え方に見えてくる。


さしずめクレアは初代総長のテレサに救われて慕っていた普通の女子高生が、テレサがヤクザに首を取られて、レディス服を受け継いで、総長の仇を取るためにクレアの玉を取ったヤクザを探しているのだった、みたいに見えてきてこれはこれで困っちゃいました。