GADGUARD

面白い。二台の鉄重機が逃げたという警察無線を聞いているタクミきゅん、今日の出番はここだけ……それでもチョット出すだけそつがない、偉いよ。電話をしているの相手はアイコ。カタナとハジキらしい。
という出だしから始まって、組織を裏切った男に彼女に渡してくれとバッグを託されたハジキと、それを取り戻そうとしているカタナのやり取りを、どうしてそうなったかと、時間軸を前後させて構成で面白く見せる。
逆に言うと、そうしないと面白くないとも言える。確かに順当にやったら、つまらなくはないけれど、ふーん、程度の展開で30点くらいの面白さだ。構成を工夫する事で60点くらいにはなってる。それに合わせて、多額のお金と言うことで、家を取り戻そうとしているカタナの気持、逃げる途中で働く母親の店の前を通りすぎ、母親に後ろめたい気分でゴメンと呟いたり、大業は、転校するゲストキャラ(千葉ワンニャー千恵巳)を絡ませ、カタナの父親がライトニングという宇宙航空機のテストで死んだ思い出を語らせることで、作品の質を限りなく満点に近づけていた。
そして、飛行訓練をして着地で尻もち、そして四つん這いと、サービス満点のアラシ。完璧です!
結局手に入れた金は空に捨てるハジキ。
警察の方はお金持ちのアイコパパが圧力掛けたみたいデスヨ!