カレイドスター

レイラとの綱渡りの共演の続編。なかなか息の合わない二人、レイラがそらの元に同居するというのは予告で知った通り。それによってどんな変化が現れたかという感じには特別に面白いエピソードもなく、なんだか息が合ってきたというだけ。フールの反応は面白くて楽しめた。
初日二日前、まだフィナーレがうまく行かず難易度を下げるよう提案されるがレイラは否定し、最後の特訓に望みを掛ける。
実際の海に行って練習するというアイデアには論理的ではないけれど説得力を感じさせられた。が、特にそこで、策があったわけでなく、レイラもなにも考えてない、というか、作っている方も、特にアイデアなかったんだなあと言う感じで、多少物足りない気がした。一つ良いエピソードが欲しかった。
雨の中で練習し、舞台で雨を降らすことを思いつき、船の中で、レイラががカレイドステージに対する思い入れをそらに語り、共に不思議の国のアリスの演題で憧れたことを知る。レイラは母親が笑っていた姿にぴっくりし素晴しいと思い、そらは両親との最後の思い出がカレイドステージの舞台だった。二人とも似たような人間同士だったのだ。
そして初演、素晴しい舞台になるが、やはり最後でそらは足を踏み外してしまうが、間一髪レイラが手をさしのべる。形としては綺麗に収まった感じだけれど、収まりは多少悪い。なんとなくアドリブで、もっといい感じに膨らませられたらすごいのだけど、そこまでは要求しすぎだろう。