カレイドスター

予告の「仮面スターはレイラさんじゃない?」という観客へのミスリードは結果的にいい効果を上げなかったんじゃないかなあ、結局やっぱりレイラさんなんじゃんという事になっちゃうし。
考えると、なぜ仮面になるのかよくわからない。有名だからちょっと素顔では出られないと言うことと、父親には秘密にしたいということなんだろうけれど、あんまり丁寧に表現してなかった。姑息なミスリードするよりも、そらが直接聞いてみようとするとか、「どうして秘密にするのですか」とかメイドが聞いてみるとかそういう内情を表現したほうが印象がよかったんじゃないかなと思った。じゃないと、なんか秘密にした方が面白く見えるしとかいいかげんな道を取ったように感じちゃってマイナスだったんじゃないかと。
仮面スターがレイラとわかったユーリは妨害工作をする。遊園地の社長を買収しようとしてチケットの買い取り契約をする。ユーリにそんな権利や財力があるのかよくわからないけれど、結局、イギリスでの映画の仕事と掛け持ちで仮面スターの登場が不規則なので契約は破綻してしまう。そのきっかけを作ったのはユーリとの契約なんだけど。
発表の場を失って、プロパフォーマーの大会に挑戦することになるが、主催者はレイラの父で審査員にはユーリがいるが、そら達は気が付かない。ユーリはそれを知り、そらたちの演技を盗んでそら達が盗作をしたと評判を落そうとする。にしても、他人に簡単に真似された上で更にスリリングに見せられるように改良されているという表現は、あまり適当じゃないような。見たところで真似では困難だとかいう事じゃないと。たぶんその辺は、レイラとそらの演技やディアボロは真似できないレベルなんだと言うことなんだろう。
全体的には平凡な感じだった。
最後にレイラにもステージの妖精が見はじめたと言うところが今週の目玉というところ。
レイラの父との話を見ていないので、なんともなんだけど、そらとレイラの関係は鏡像なのかなあとかちょっと思った。芸はすごいけど家族とうまく行っていないレイラ芸を見せる場所はある、芸はまだまだだけれど、家族とはなんとかうまくいっているそら、芸を見せる場所がない。そらは芸と芸をする場所を手に入れること、レイラは家族とうまく行くことが、これからの主題なのかなとか。