名詞以外の登録について

はてなの書き方をはっきり書こうよ!と言う話はそんな感じでいいとして、第三者の解釈方法は、参考としてモット複数聞きたいなあという気持はあるので終了とかしていないですけど、今も印象意見募集中みたいな感じですが。
そもそもその先に足を進めなければ、意見として建設的じゃないんだろうなと思う。
それは、名詞以外の登録をどうするかと言うことだ。いろいろ書けるじゃないですか、とかではてなに投げてしまわないで、自分はこう考えるよと言うことは、表現しておくべきだと思う。もちろんそうすべきとか、要求するというものじゃなくて、こう考えるけど、よかったら参考にして決めて欲しいなとか。みんながそう言うことは、表明したらはてなの考えの参考になるし、思うところあったら、その先の希望を、論理や理屈絡みで書いたらいいと思う。
自分は名詞以外の登録を出来るようにすることには反対、望まないとか、本意じゃないとかじゃなく、反対。
色々な言い方があると思うのでそういうことも書いておくと、品詞の登録を出来るようにすることにも反対、(品詞ってよくわからなかった、調べたら動詞も形容詞も含むとか、ほとんどの言葉に当てはまるのだから、品詞の登録というのは「すべての言葉を登録していいことにする」ということになると思う)益と不利益はある、かんがみて比較して、自分は許可する事で得る益より、不利益の方が大きい気がしたから、それについては後で説明するつもり。
現在は、名詞以外の登録は禁じられている。といっても、かなり厳密に禁じられているとは思えず、建前上、禁止にしている状態とも言える。かなりのユーザーはそれほどヘルプに精通して利用していないとおもわれるけれど、その上で、よくわからないで原則に合わない登録してしまった、という話もあまり見たことがない。これは、常識の範囲で感覚的に、運用されている状態で、かなりうまく言っていると解釈できる。と言うことは、そもそもが、名詞以外の登録に価値を見いだす人物が居ないと言うことなのだと思う。
漠然とヘルプに名詞のみと書かれていることも抑制に繋がっていると思われる。その項目で、名詞以外の登録を禁ずると言うことを降ろし、品詞の(名詞以外の)登録をしていいとわざわざ書けば、登録したがる人物も登場するだろう。明確に記述することで、誘発することに繋がる。それに対してどういうコントロールをするか。有益性とか、遊び心とか、そうした曖昧な言葉では、せっかくの議論を参考にしてもコントロールできない事は明白だ。
結果的に、コントロールされないものとなる、しかし心配することはない、システム的に品詞の分類を作って品詞をオフにすればいい、という考え方もあり得るけれど、それではユーザーがわざわざ望まないものを入れるための厄介払いのための分類となってしまう恐れがある。またそうしたカテゴリーが誕生すれば、普通名詞をそちらに振り分けようとする人物も登場するのではないだろうか。自分だったら利用する。無用だと思う言葉を、それに振り分けて、自分の日記を快適にしようと考える。そうなると、普通名詞に置きたい人と品詞に入れたい人のせめぎ合いが誕生する。削除だ削除じゃないという争いが、普通名詞だ品詞だとレベルダウンした分類争いにすげ変わるだけになる。
現在の、名詞じゃないから削除という、衝突を避けるために、名詞以外のカテゴリーを作って登録することで、避けられる衝突は、結局のところ、別の次元の衝突を生むように予測される。
整理すると
品詞の登録許可の益は、名詞以外の登録の衝突を避けるという益があるが、現状で、そんなに名詞以外の登録は少なく、回避される益の量は非常少ない。
品詞の登録許可の不利益は、現在普通名詞に振り分けられている言葉が、有用度が低いとして品詞に落そうとする人間の発生と、落したくない人間の衝突を生む。(振り分けシステムが採用されたとすれば)
また、品詞登録に対して、有益性による線引きがなされるとすれば、その線引きによる利用者の衝突を生む。
その上一応は、登録されるキーワードによるリソースの問題。
と言うように品詞の登録許可によって生じると思われる益と不利益の比較から、品詞の登録は許可しない方が賢明なように思う。
では、品詞を登録しないことに決めた場合の益と不利益は、
まず現状維持だから、益はない、
ただ、品詞登録によって生じるであろう不利益の回避、
振り分けに対する衝突や、登録の有益性による衝突や、増加するリソースという予測の回避という益がある。
ただそれらは、予測だから実のないものだ。
その分を不利益に着目しよう。
禁止が明示されたら、現在の名詞以外の登録を削除しなければならない。しかしそれらは、正当なものだったろうか、益をもたらすものだったろうか。ほとんど遊び心や、気まぐれなのではないか。
予想されうるさまざまな衝突を避けるために、10、20程度のキーワードの削除の方が混乱は少ないように思う。
それに回避策はあると思える。はてなダイアリークラブの一巻として、観察ためにクラブ内キーワードとして成立させることは可能だと思う。
もちろんコンセンサスは取る、はてな運営者によっても、そういうクラブの成立はよいと認可してもらう必要性もある。追加される名詞ではないキーワードに対して、クラブとしてクラブキーワードにして良いかという討議や検討をすることがあり得、その結果、クラブキーワードとして認められないために削除する可能性がある、という事を明らかにすればいいのではないだろうか。協議の体勢がクラブ員のみとしても、成立するだろう。
根本的に、はてなのルールを逸脱することにはなるけれど、特例というかクラブとしての免罪を受けていると言うことで、多数のユーザーの納得は得られるだろうと思う。そもそも、常識的な範囲で収まるはずであるし、極端な立場のキーワードを、クラブ員があっていいと、判断するわけもないであろうし、問題は少ないと思う。
具体的には、例えば「間違いない」とか、長井秀和のギャグなのだけど、それを登録することで、はてなユーザーの間違いないのネタを、拾い上げて、面白かったのはリンクをはって書いてみるとか。そういう利用法ならば、ユーザとして歓迎されはしないだろうか?
というのは、http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20031110#p1かみ切り日記を見ていて思ったんですけれど。(ついでに「せっかく日記」もやってくれれば、誰がせっかくについて、不要だと疑念を感じるだろうか)はてなの人と人を繋げることを、更に強調して案内しているみたいで、活動として面白味のある部分はあると思えるのですね。
自分個人には「やれやれ」を登録したいと思う。やれやれ、は、村上春樹の主人公がなにかとよく好んで使うのだけど、本当に、ひとは、「やれやれ」などと、発言しているのかと興味がある。
こうした、制作動機込みで、キーワードに書かれていたら、ああそうなのかじゃあ仕方が無いなあ、と感じて、容認されるのではないだろうか。
少なくとも現状の、固有名詞化の、拡大解釈によって成立している状態より健全さがあると思う。
そう言うように考えていけば、名詞以外の登録してはいけない。はてなダイアリークラブ○○(仮名)の活動の一環として、コンセンサスに従えば成立しえます。とか対策はあるように思う。