R.O.D

藪の中。って事で、黒沢の羅生門っぽい、って言うな、芥川龍之介と言え、風のどれがどれやらのサスペンスタッチな作品にしてみましたの回。
また読仙人社の仕事で、イギリスの端役の役者ジョンスミスに預けた希少本を手に入れる依頼でイギリスに居る三姉妹。
カフェでトイレに入ったミー姉がそのまま失踪、店員もウエイトレスも客も、二人出来たと言う。
ホテルに戻ると、ホテルの人間も二人連れだと言い、部屋からはミー姉の荷物だけが消えている。
警察が押し掛けてマギーちゃんを連行する。カフェでミー姉と言い争って殺したろう、証人も現場写真もあるという。
おいてけぼりになったアニタ。警察に行くとマギーなんて聞いていなという。途方にくれていると、ミー姉が現れる。なんかアヤシイ。
マギーちゃんは、警察をメモ用紙で脱走。
一方その頃本物のミー姉は、ジョンスミスの部屋で目覚めジョンスミスの秘密に気が付く。
町に出て、そこらの人に「案内してくれますジョンスミスさん」と紙で脅す。町を逃げるマギーちゃんと合流、アニタを探しに行く。
この町は、本を売った金で、自分の演じる町を作って、町の人間も演じることに取憑かれた役者だったのだ。
とか、まあ、あらすじ書くしかないなあ……。
たまにはこういう趣向もって事で作られていて、ちゃんと仕事をしていた作品だったと言うしか。