攻殻のターゲット

昨日のアニメはアニメの反応なのかなと思いつつ、http://d.hatena.ne.jp/yasai/20040130#1075431679読んだりしました。

先入観は感想を曇らせるし、観客としてターゲットからはずれていれば、そのことでつまらないという感想は抱いても当然だし、わざわざ言うこともないよねえと思った。

で、そういえばあの話にちょっと渡瀬さんが関連があるかなと思い出した。と言うのもこれ話しちゃうとますます言及先を限定しちゃうような部分があるんだけど、まあそれを言った人を批判する意図じゃないし、言ってしまうと、深夜のアニメって、攻殻Sでその後にやってた映画はカルテットだったりするんですね。攻殻はしょせんアニメだなあ、カルテットはいい作品だなあと。
んで、そのことで攻殻のよさがわからないなんて憤慨!、なんて風には捕らえないけれど、この出来事の面白さは、本来マニアックな攻殻と言う作品が攻殻Sという作品では、よくも悪くも、グレードダウンして、一般的な観客でも鑑賞に堪える物になっているンだなと言うこと。
例えば、それが攻殻Sじゃなくて、映画版攻殻だったら「アニメはアニメだなあ」どころかそれ以前の問題「全然なにが面白いかわかんない」で切り捨てられてたんじゃないかなと思う。
それが攻殻Sは一般化させる配慮をしていて普通の人にもチャンネルを変えさせずに鑑賞させられる物になっていたと。とは言ってもだからこそ同時に、これだったら実写の刑事ドラマの方が面白い、と感じさせられたのだろうと。
まあ確かに変なところもあるけどね。素子さんとか、なんでいつもああいう格好なんだろう、そんなだからランジェリー刑事とかあだ名されるんだよ(笑)
まあ義体だから隠す必要はないし、相手に油断させるためにああいう姿を選択するというのはM-66のhttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000068OYC/249-9137120-5220361頃からの思想だしおかしくはないんだけど。平素もその姿でいるのは仲間達に見慣れさせておいて免疫でも付けさせるためなのかな?(笑)
とか、奇異に映って、これだからしょせんはアニメはアニメなんだなあと思われたりする部分もあるのかもと思った。
と言ってもやっぱり、一般人に、思考戦車が料金所を壊した後のタチコマの残骸のよけ方の可愛さが伝わるわけはないんだよなー。