攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX

タチコマの家出と監督の夢みたいな話。
おーと、今週の話はオリジナル的には12話。10話11話は内容や表現がやばすぎて、テレビ的にはNGらしい、補完するのはレンタルまたは購入だけど、二話同梱のくせに、五巻と六巻を借りないと補完できないと言うクソっぷり、日テレも呪われろ!←ウソ。
http://www.production-ig.co.jp/anime/gits3/episode10.html
http://www.production-ig.co.jp/anime/gits3/episode11.html
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 05 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 06


天然オイルのせいで、ガレージから出てしまうバトーのタチコマ。街は刺激の宝庫、犬を探す少女と出会って一緒に犬を探すことに。
ああもうだめこの手の話弱すぎ、なんだか理由はよくわかんないんだけど、機械知性と人の交流物ってだけで、無条件に感極まって、理屈抜きに涙腺が緩んできてしまう。


結局犬は死んでいるけれど、親が居なくなったと言い張っていたという話。それを金魚が死んでしまったけれどそれを隠している少女の話、つまりは悲しみを知った、悲しんでいると思われたくないという気持ちみたいな(スマン、解釈不足だ)タチコマはそれを見ていて複雑な気持ちのような物を少しだけ理解する。


途中で謎のボックスを手に入れる。例のトリムアンデの話の時の昔のおじーちゃんみたいな、と思ったらもう少し面白い物語に発展してた。


Bパートはタチコマ徘徊の後日談。拾った謎のボックスに繋いだ深査係が戻ってこない。少佐も謎のボックスにアクセスする。
そのあたりは、ブレーンストームっぽくて、死後の世界に潜ってく、死の世界の入り口っぽくてシビレた。
死の世界ではなく、凝りすぎて生涯に一本も作品を作れなかった映画監督が、脳殻ごとボックスに潜り込んで、自分の映画を作っていた、それにアクセスしたゴースト達はその映画から戻って来れなくなっていた、というような話。


理屈で考えるとちょっとどうなのかと思っちゃったんだけど(アクセスした人間はみんな仮死状態なのか?とか、魂がそこに抜かれていたとでも?と)発想としては面白味があった。
無条件に頬を濡らすシネマ、自分にはAパートで理屈抜きで泣かされた部分と共通する物があったんだろう。


原作とはまったく違ったテイストだけど、ここまで違えて、それなりに別のベクトルで面白さが発揮されているのならテレビ刑事ドラマ版攻殻も歓迎だと思った。