キーワードについて

コメント求む:キーワードって何?
キーワードモデレーションシステム案
どっちとも密接に関係しているので一度に書きます。


いずれにしても、検討されることになった経緯、原因、を考えて欲しい。意味がいるかいらないかということに端を発して、特定のキーワードが、価値が低いのか低くないのか、普通すぎて不必要なんじゃないか?そういう事から出てきている。
そう言うわけで改めてはてなにとって、キーワードの意義を問い直そうというのが「コメント求む:キーワードって何? 」であって、不要かどうかと言うことに対処するのが「キーワードモデレーションシステム案」だったりするはず。


それが、ごく一部のキーワードの価値に疑問があって不要じゃないかという話が、問題の解釈がいつの間にか逆転していかにして、すべてのキーワードに対して優れたキーワードの評価を上げていく話になったのか?(モデレーションという言葉の観念が、優れた発言を浮き立たせるためのシステムだというじゃないですか)


少数の、これはどうだろうという類の存在に対する不和のような物を対策する話が、全体のキーワードを吟味し、優秀な物は優遇され、価値のない物は冷遇されるシステムの採用という話に変化していないか。
本当にこの発想が実施されるとしたら、なんでこんな事になってしまったんだろうと感じると思う。


話を順序立てて、モデレーション案から戻して、キーワードって何?のことについてから考える。


キーワードって何という問いかけには、客観的な返答と、主観的な返答の二つに分けられると思う。


客観的、一般的、全体的、理念的なキーワードの解釈。キーワードとは百科事典的なものかとか、捕捉して繋がり合うべき物なのかとか。
そうした物は、想定され得ない物だ。はてなユーザーの全体の幸福を考えたら、はてなユーザーの数だけに、キーワードの解釈はあっていいはず、というのが一番適切だ。


ある人にとってははてなで書いている自分の日記はキーワードだらけになっていい、なればなるほどいいという人が居るだろう、ある人は、自分の書くジャンルに対してだけしかリンクになって居ないことが理想だというだろう。
そしてそれぞれのユーザーの想定に対応したシステムのあり方を構築するべきだ。


キーワードで、それぞれの人の考え方を募って、聞きあって、共通した部分で、はてなキーワードとはこういうものだと固定して、一部妥協して譲歩して、さあその通りに対応して運営してくれ、って言うものじゃないと思う。
また、運営者である、はてな側が、キーワードとはこういうものです、と上から降りてきてそれに従うものでもないと思う。(本来ならば、そう言う物だけれど、はてなにおいては、運営者と利用者が対話するという、面白いシステムが成り立っているという実績があるわけだし)


あえて今、ルールとして決まっている部分で、客観的に言えば、キーワードとは「名詞のみのもので、二文字以上の物」でしかない。そして一部名詞ではないとか例外的な物も登録されているけれど、反対意見がない物は存続されている、という事でしかない。


それを今現在は、設定によって、普通名詞がオフに出来ることで、キーワードとは「固有名詞のみの物」と考えている人にはそれに対応した状況に変更できる。
また自分に興味のないジャンルのキーワードは物によってはブロックできる。一般の固有名詞は残念ががらオフには出来ない。


とこれだけが対応方法となっている。この先、キーワードの自由度によって選択できるという物になるかも知れないし、まだまだユーザーのキーワードに対する多様な要望に対応していくかも知れない。


客観的にどういうものであるか、規定すべきではないと感じているので、理想としてどうあるべきと言うことはこれ以上考えない事にする。


あとは個人的に個人的なことを言い合うという事しかできないと思うけれど、個人的には、自分は、はてなの機能の恩恵は制限せずに利用したいと思ってる。普通名詞も切らずに、登録がやり過ぎならやり過ぎに対しても面白がったり呆れたり、執拗な登録に対しても、そんなものまでというような、悪意や嫌がらせや当てこすり登録も含めて、はてなだと思ってる。
そしてそう言うやり過ぎ?に対して、我慢するのでもなく、あんまりだったら、削除ってダメですか?と交渉するのもはてなだと思ってる。
あ、そう言えばそうですね、そんなに有効じゃなかった、という結果が出る場合も有れば、ダメ、絶対、これ大事重要っていう対応もある。
あーあ、と思うけど、そうかじゃあしょうがないやと思う。大喧嘩してまで、我を通すのは、自分の中でははてなじゃない。(その分、別口の手段で交渉したりして、せっかくってどうよ?みたいな形で交渉したりもして、名詞のみってルールになった(ある意味では窮屈になったとも言える)わけだけど、それははてなだと思う)


限界に来てるかなって言うか、大半は、まず、はてなにとって、意味無く無意味にリンクが出来るっていうのに対して、大半が納得できるんじゃないかと感じても、言い張れば通ってしまう。配慮の届かない部分には対応できない限界に差し掛かったと言うことで、なんらかの対応が必要となってきたという所なんだろうなとは思う。


これに関しては、個人的な感覚だと、そんなにいっぱいあるわけじゃなし、いちいち折衝しあって、和解できなければ、投票を続けるという形をとるでやっていけるんじゃないかと感じていた。


繰り返せば、言い張る人間の感覚がはてなユーザーのかなりの総意と遊離していることを認識していくんじゃないかと思うし次第に折衝に関してもトーンダウンしていくんじゃないかと感じていたのだけれど。


もっと個々の感覚で言えば、名詞以外にもユーザーにとって楽しい面白いキーワードとなり得る物はあると思うので、名詞縛りはない方がいいと思う。反面、なんでも登録されるという危惧はある。数に関する問題は、ユーザーが心配することではないが、むやみな、セリフや言葉に関しては、意義なくリンクが作られすぎて困るという場合対策されるだろうけれど、それに対する対策としてモデレーション案が提示されているのだろう。
基本的には登録する人間の知性や考察力で、差し障りがあるキーワードを登録するケースは少ないと思う。実行されるとすればわざとやっているとしか思えない。そうしたものは、ヘルプで一般的すぎる物、混乱を招く物はお控えくださいで対処できない物なのかと思う。


個人的にも全体に説得力あるキーワードって何というのは、
ユーザーの数だけキーワードの理念はあって、平均を取るような妥協策をとらず、それぞれの理想に添うシステムでなるべく対応していくように努力するべき物だ、と思う、という所かなと感じる。


じゃあそういう事も踏まえて、モデレーション案を考えるんだけど、違和感というか、危機感というか、数々の疑問も感じる。


まずは、初めの意味に象徴される存在の価値に違和感のあるキーワードの扱いと言う点から見たら、どうしてそれが、各個キーワードを評価するシステムになってしまったんだろう。


はてなダイアリーキーワードは、キーワード作成者以外の複数のはてなダイアリーユーザーにとって有益な言葉のみ登録可能とする』
とか、おいちょっと待てよ、って感じないですか?


元々の問題の解決の観点から言えば
はてなダイアリーキーワードは、キーワード作成者以外の複数のはてなダイアリーユーザーにとって無益な言葉の登録を不許可とする』
なんじゃないのかな。


モデレーション案が
「それぞれのキーワードがいかに有益か証明し算定するシステム」であって、結果的に、無益なキーワードであると言うことも算定できる、ということだとすれば、本来求められているのは、
「それぞれのキーワードがいかに無益か証明し算定して対立することなく対処できるシステム」
なのではないか。


はてなの印象として、キーワードを削除するための手続きを整える、と言うことを嫌ったという事なのか?と想像するけれど、それが結果としては、問題の有りそうなキーワードに対する対策、というべき物から、あまり一般的じゃないかも知れないけど欲しいといった、需要として中間層に当たるキーワードに対して脅威に感じる物になってはしないのかと、本末転倒な物を感じた。

このへんに関しては、よく読みとれないが同一の物を指しているんだろうか。そのように読みとれるけれど。
また表現が曖昧すぎて、まだまだ賛成できない部分がある。
整えれば、
『各キーワードにははてなダイアリー市民が投票可能な賛成のアンケートシステムが設置されていて、そのキーワードが「キーワード作成者以外の複数のはてなダイアリーユーザーにとって有益」であるかどうかを投票可能である』
って、当たり前のことなのか?なんでわけたかわからない。
まず投票希望の段階があって、可決後、キーワードに対しての投票が行なわれる、という意味なのか?


また、常時設置されているのか、反対賛成に対して投票者はオープンにされるのか、クローズドにされるのか、それによって異なってくるだろう。


常設かどうかはあまり関係がないが、匿名、非匿名は大きな違いがある。


匿名であるのならば、正当な理由なく、要らないからといった形で、反対票を得て、評価が下がる可能性があるし、場合によっては、存続すら危うくなりかねない。


自分に関係すれば、アニメはキライだから、軒並み反対票を入れておくという形で、不当に評価を下げられる可能性もある。
それらはあらゆるジャンルに想定し得る。
極論かも知れないけれど、モーオタウザイから、反対票入れとく、鉄道オタクウザイから反対しておく、歌舞伎キライだから反対しておく、アンチ巨人だから巨人の選手に反対票入れとく、等々、あらゆるジャンルに、そういう事が成される可能性もあるし、心配しなくてはならない。


当然そうしたことを対策するために、非匿名にするのならば、それは率直な声にならないように思える。
そうしたシステムを作らずとも、今でも、名乗り出るだけならば、削除賛成者としてコメントや削除移動で意思表示や、意見票は収集できるわけだし、忌憚なく意思表示できるよう匿名にしているのならば、やはり、軽率な反対意見が集まりかねないし、問題があるのではないか。
当然の事ながら、登録者だけで反対票を投じることさえ有りかねないし。

なぜ、一部の、キーワードのすれ違いのような物を解決するためにそうした、差別制度のような、キーワードヒエラルキーみたいな観念を導入しなければならなくなるのか。


キーワードに、特に有益も無いと思う。あらゆる登録される物は、普通、平均であって、その中で特別に、普通に一般的すぎてという、温度差はあるとはおもう、固有名詞と普通名詞程度には、その中でも、特別にここまでというやり過ぎを感じる物はあるけれど、それだけに対して吟味すればいいはずであろうに、なぜ常時キーワードが格付けされるような状態に陥ってしまうのか。


なんとなくずれているという気がするし、投票方式によっては、危機感を感じて、適当な解決法と言った物も思いつかない。
完全匿名ではなく、はてな側には誰の投票か通知されますので軽率な反対はおやめ下さい、とでも但し書きすれば悪意抑止にはなるかも知れないけれど。


さらには、自動削除というのにも多少の疑問がある。結局の所角が立たず、自動的にシステマティックにスマートに消去できる方策という印象がする。
基本的には他人の意図を否定するというのは、誰かしらが責任を負って、発言や行為したりするものじゃないか、と思っている。評価が最低ランクなので、削除を了承してもらえるか、という折衝の指標になる程度ではダメなのかな。


ここへ来て、なにかと対話してと唄ってきたはてなが、ていよくオートマティックに事を遂行する方策を選択するというのもどうなのだろうと違和感があった。

最大の違和感は、「意味」という条件での、キーワードに対する意義に対する疑問、またキーワード自体への疑問という物の、重要な第一点は、各ユーザーが自分の日記をはてなに書いたときに、日記上に現れるキーワードに対しての評価であらねばならない、という事が欠落している。


日記を書いた、そしたら出てきたキーワード、に対して、これ要る要らないではないか。
それを置き去りにしている。各個登録されたキーワードの必要性を吟味するというのは、ユーザーが自分の日記と関係性を持たない立場から、無関係のキーワードを評価したり、評価を落す必要性などない。


その部分をちゃんと汲み取らなければ、単なるキーワード差別みたいなものになってしまう。


ある種のキーワードについて、必要性を考え直すことは、要するにユーザーにいかに具体的に邪魔にされているか把握することだ。
その点で言えば、毎日、キーワードを編集されて、削除されているキーワードは、多くの人に邪魔にされていると言うことだ。
その情報が把握できるようになれば、一日に、何百人の手を煩わせているキーワードは削除されるべきと把握できる、そんなシステムが採用されるならば、自分も日記の日付が昨日分になったら、昨日の日付を、要らないキーワードをはてなに知らせるために削除処理をするだろう。


悪意とは無縁に、率直に邪魔にされているキーワードを把握できるんじゃないかと思ったけれど、システム的なことはわからないから実現できる物なのかどうかまったくわからないので勝手な想像だけど。