鉄人28号

maspro2004-07-23

京都編の終わり。
予想範囲内の物語だった。ロビーが鉄人になれなかった、というのは、元々アメリカ本土攻撃用の兵器なら操縦者がいないと成立しない鉄人は不完全で、それを解決するためにロビーは研究されていた人工知能で、組み込まれなかったから鉄人になれなかったという意味だったと。


小さいのは、大きい本体が遠隔操作していた小型ロボで、研究所からロビーを連れ出したのは、敷島婚約者だったと。


意外だったのが、初めの殺人からロビーが犯人で、殺人衝動があるんだと思ってたら、初めの殺人は、ロビーを殺人の道具にしたくない敷島婚約者で、それ以降、そのことを知っている関係者を母親を守る動機で関係者を殺していたと言うあたり。
ていうか、この辺のアイデアがなかったら物語として成立しないっていうか、身も蓋もない当たり前な話になっちゃうね。


本体のロボが出てきてやっと鉄人の意味が出てきたけど、自立行動するロビーのほうが早くて鉄人が不利、どうなるのかと思ってたら、敷島博士が謎の行動で鉄人のリモコンを改造してロビーを停止させる。


冷静に考えると、いつロビーを盗んだとか、どうして今ごろ殺人を始めたとか、なんかわけわかんないことだらけだけど、見ている分には特に気にならずに、動機なんかも筋が通っているし、いい雰囲気で楽しめてしまったりして、やっぱ今川作品だなと思った。