ファンタジックチルドレン

ティナの暴走話。
ぶっちゃけで言っちゃうと、観客として見ていて、物語との中にどういう関係性があるかって視点で見るとほとんど関係がなくて、どこかの誰かの話であって関係のない出来事を見ている感じ。

それでも、昔々ある所に、という物語は実は、昔々でもない普遍的な今のテーマを扱っていたり、現在ではないある所にすることで、今の問題がより判りやすくなったりする所に寓話性の利点なんてのもあるんじゃないかと、先日アリーテ姫http://www.arete.jp/arete/を見て思ったりしたんだけど、この作品からはそれほど感じない。


作品と観客の関係が、この作画すげえ、みたいなのはアリだけど、それは物語と観客の関係性じゃないし。


とはいえ今回は、まったく自分と関係も面識もなにもない、ティナの元婚約者の、自分の声には反応しなかったティナがソランの声には反応したという絶望が、腕を失い坦々と歩く姿から痛いほど感じた。