「怪」 怪〜ayakashi〜JAPANESE CLASSIC HORROR 「化猫」

見てたよ、面白かった。


とか言いつつ全然作品に関係のない感想から始まりそう。
とりあえずProduction I.Gというか中村健治氏はいずれ仙術超攻殻ORIONを物語を整頓していつか作るんじゃないかと思った。


とか思っておいて調べてみたら、この作品「怪」を作ってるのは東映だし、中村健治氏が攻殻に関わったと思ってたら、神山健治氏で同名なだけで別人で全然関係ないじゃないかと!


なんかこの頃この名前を目にしてたはず、と思ったらちょうど今ツタヤで借りて見てはまっているThe SoulTaker〜魂狩〜に参加していたからだったと。


と全然関係がなかったけど、お札とか札の呪印とかいろいろと仙術超攻殻を意識してるっていうか、それを作るための実験をしてるんじゃないかというか、ああ動く八卦炉とか九龍炉とかを見てみたいナアとか思った。


っても、あの話は13話作れるボリュームもなさそうだしそれ以前に内容は商業ベースに乗る格調は無いんだよなーと。


で話戻って「怪」
絵作りとか動きのアイデアとかハッタリが利いていて面白かった。


内容の方は理(ことわり)が云々とか、そのへんはオリジナルの空気ってよりは京極作品っぽいんじゃないか?とか思った(京極作品は二、三作しか読んでない)けどオリジナリティがーどうこうとかは特に気にならなくどうなったかの原因が開示されていく形で当たり前に面白く見られて良かった。


隠されていた秘密については微妙。
扱いが難しいよ。
単純に悲しんだり哀れんだりっていうのも違うと思うし、邪な気持ちで下世話に悪趣味を楽しむというのも違うと思うし、単に後味が悪い気持ちが残るだけだった。


初めに姫が悲鳴を上げなかった理由もわからないし、後から帰してくれと言い出すのも把握できないので解釈のしようがなかったのが原因かな。


初めは愛を感じていたけれど辛くなってきたとか、状況が伝われば虐待を描写する意味もわかるけど、心境とかを排して情景だけを観客に投げられても辛いなあと。


こうして尺としてはワンクールをやるには足りない作品を三タイトルで制作するっていうのも面白いやり方だと思いました。