ゼーガペイン

終戦の話。


んー、なんか想像してた展開と印象が違ってた。
前回のブリーフィングの時の話だと、大分絶望的な情況で壮絶な作戦になるのだろう、みたいな予感がしたけれど、始まってみればポンポンといい感じで進んじゃったりして苦労して無いという印象。


もっと苦労したり逆境という苦しい情況に陥れられたりして、苦しみつつも、良いアイデアとか、窮地を救いに来る救世主的助けがあったりとか、なんらかの要素で成功したよ、みたいなカタルシスを伴う展開になるかなと思ったんだけど、あんまり追いつめられずに上手く運んじゃったというか。


むしろ主人公側より「死んでも通さん」と言われたアビスが「死ねば通れる」と言って自ら自爆して成功させるみたいな所に、面白いなあとか感心したりして、主人公の行動は霞んじゃったよ、と。


月に行った一同は、なんだかんだでナーガのサーバに吸収されてナーガと対面みたいな展開。
その辺はキャッチワールド的で展開にワクワクしたけど、特別敵の罠というわけじゃなく(交渉が決裂したらキョウ達は意志の力で現実に戻れちゃうし。あのまま吸収したまま拘束できてればなんの苦労もなくナーガの勝利だろうにおとなしく解放しちゃうのがわかんない、つーか、まあ拘束する能力はないんだ、ということと解釈すれば、つかそもそもあの辺の情況自体がどういう事なのかわかんないし言った者勝ちという情況だしね)


んでも、ナーガとの対話は、姿をコロコロ変えて、悪との対面みたいな表現でなかなか面白味のある展開だったし、特に「忘れるな我が痛み」というキーワードに呼応して、ナーガが傷みを理解したという展開から、キョウなナーガに「心の痛み」を理解してないという展開が良かった。
その結論が、俺はお前は大っ嫌いだ、っていうのは大雑把なんだけど。趣旨としては理論じゃなくて身体が怒っているという感情は身体的な所からも出ていて、そこからナーガを許せないという事ではあるんだろうけど、表現的には軽かったかなあと。


その辺の色々なところは、時間がなさすぎというか、展開にタメが不足しているところに原因があるんだろうなあと思うんだけど。


来週はシマ司令大往生とかここへ来てルーシェンの過去とかの話っぽいデスナ。
やっぱりペース配分がちょっとずれてるっていうか、うーん……。シマがナーガと対決して相打ちみたいな展開なのかな。あとシズノさんの正体もまだはっきりとはしていないし(どうも月基地サーバーの改心したAIっぽいような気も……フォセッタがAIとして連用する内に人間性があるように変化している表現とか見るとどうも)。