ゼーガペイン

終戦の続き。


うーん、率直に言ってどういう状況か伝わりにくかったというか、なんかちぐはぐだったかな。


前回は、作戦進行情況は8パーセントの遅れで概ね良好、とか、月基地に行ってからは警備が手薄(具体的には配備兵器が旧タイプだったから)とかなんとなく楽勝ムードで進んできた印象だったんだけど、今週の空気は、シマ司令の生命の危機的状況と同調するようにむ、オケアノスは周りを囲まれて八方ふさがり、もう舞浜サーバーに退避するしか、って余裕じゃなかったのかよ?という展開でなんとなく整合性がなんとも取れていないような感じ。


その辺の違和感の原因の一つには、オケアノスの周囲には被弾の後らしい光がバリバリしているので危機的状況なんだろうけど、一方でそうして被弾させている敵側の兵器の姿を描いていないので、なんとも絶望的情況だというように見えないという。


そう言う違和感はキョウ君側の方にもあって、敵が出て来ると「お出迎えだぜ」みたいなセリフが、余裕をカマしているように見えて、大群の敵を前に絶望的情況と感じ取れないという。
その辺が、実は絶望的だけど虚勢を張ったセリフなのか、本当に危機感のない発言なのかわからないからなんとも言えないという所。
実際現実的に戦闘しているならば、自分たちの情況が不利なのか有利なのは判断が付くだろうし、把握していないのならばとんでもないバカだし、というか、特に考慮もなく、勢いでこう言っておけば格好が良いから言わせているという勢いで言わせているだけなんだろうなあ、と。


もうその辺は戦闘事態の不利有利の情況的演出みたいなのは話の主眼じゃないのでまあどうでもいい、という事にして見れば気にすることじゃないんだけど。


話としては、オケアノスの方は幻体の人はサーバーに避難、残されたAIはみんなが生き延びる時間稼ぎをする、という所かなと思ったら、オリジナルシマから受取った無限力みたいなデーターをゼーガペインで使えるように圧縮作業、それを完了してゼーガペインに転送するまで生き延びるぞみたいな展開。
やっていること自体は熱いんだけど、見かけ上は努力を表現しにくいので困ってる様子だった。一人一人倒れていくみたいな表現が、なんかどこからか来たビームで二次元スクリーンが撃たれて消えていくみたいな表現になっていて、なんかそれ違うだろ、とか思ったり。


キョウ君の方は、ナーガというものが存在していないので、どうしてもアビスが仮想敵になっちゃってイマイチ盛上がらない感じ。オリジナルシマが残した地球のデータというスクリーンに飛び込むと、その環境の世界になって、そこで次々戦う、という表現は面白いんだけど、あまり面白い効果にもならなくて未消化な感じだったかな。


予告で出てたルーシェンの過去みたいなのはそんなに長くなくて、昔ルーシェンはナーガに会っていて、そう言えばナーガの後ろに側近としてシマが居たなあ、みたいな使われ方だった。その辺やっぱり死亡フラグの変形っぽかったけど、ていうか、ルーシェン、キョウに託して死ぬ気満々なんですけど、つーかチュウされてるし、腐女子サービスですか、ていうか、トミガイに続いてキョウ君は男にチュウされる役割という遊びなわけで、非常に情けなくも面白かったです。


この後の展開は復活装置も手に入れて、となんとかハッピーエンドに持ち込めそうな気もするんだけど、あとはシズノ先輩の正体ぐらいですかネ。
シズノ先輩の正体はしずちゃんでイイヨ、「キョウ君いまあたしのことイヤラシイ目で見たやろう」とかなんとか。