ゼーガペイン

ラス前、今週も面白かったね。


あ、でも初めの部分は混乱したというか、演出的に難しいところだなあと思った。
死んで犠牲になって、という流れのルーシェン達が、死にそうになって→助かりそうで→でも死にそう→転送されて助かる、みたいな流れ、転送させたのがAIで、ルーシェンも助かってAIも生きていたのか!とそのままだったら好事に見えるエピソードなんだけど、AIは乗っ取られちゃって敵だったと、じゃあ敵ならなんでルーシェンを助けたのかなあという引っかかりを感じたり(わざわざ助けてからサーバーでジワジワ殺される気持ちを味合わせるとか?)
たぶんルーシェンも助けたい、AIも消えていなかったという両方を立てるやり方に持って行った結果なんだろうなあとは思うんだけど。


その後はもう電脳世界とか幻想世界の出来事なので、物理的な法則とか関係無しに展開されても面白ければいい感じ。


敵がサーバーに侵入みたいな描写が空を割ってみたいな表現もそれっぽくて面白いし、そこから来るのがゲームの世界だったと思ってた存在だったり、自分たちを守って出てきたのがゲームの中のゼーガペインだ!となったり乗っているのはキョウ君だみたいなくだりも、熱い展開で、時代が時代だったら「俺は今猛烈に感動しているー!」とか言うぐらい熱い展開なんだろうなあと。


もうサーバーの中の人間が目覚めて歌で撃退しても良いぐらいの展開だったよ。つかまあ似たような展開になってるし(アビス達が人間の情熱に触れて古い気持ちが呼び起こされてここにいるのは危険だと思うところとか)ただの人間の投石が敵の武器に効くところなんかも、現実的な物理法則じゃなくて、そこが観念的なデーター世界の中だから、人間の気持ちの方が上回った結果なんだろうと思うと面白かったりと面白い表現があって良かった。


自分の中ではAI疑念が強かったシズノ先輩は、人工知能じゃなくて、人工幻体とか。もうね、人間も幻体もデーター人間もAIも、区別がわかんなくなって来てるからなにがなにやらなんだけど(ゴーストが囁くなんて言うのも詭弁だし)
やっぱりなんだなあと。


その後の展開はなんなんだろう、スイッチを実際に押すためにキョウが実体化して、でも実体になったから量子テレポートは出来ないから人間が迎えに来るまで月で回収を待つことになる、みたいな事なのかな,状況説明が足りなかったり、俺が行く、みたいな所が無かったりして、せっかくの展開が急ぎすぎてもったいなかったかなと。


あとは地球に戻ったり、カミナギがどうなるのかと、月に残ったキョウの回収がどうなるかという最終回なのかな。