コードギアス 反逆のルルーシュ

二回目。
面白い、あまりに面白すぎて特別に書くことが無くなって、逆に引っかかったことの列挙になってしまいそう。


主人公が他人を操る能力を得たといっても、万能に使えるわけじゃなく、直接見ないとダメという制約があったり、いくらすごい力とは言え、今の状況をその力だけで好転出来なくて、ルルーシュ自身が頭脳を駆使して情況と戦っていくという展開になっているのは良かった。
一歩間違うと、種さえ弾ければ障害は解決みたいな安直な使い方をする物語もあるし、そうしていかないところが堅実で良いね。


敵の兵器を掠奪して得た情報でテロリストを自分の手駒にしてチェスのように挑むという、一話目でチェスが得意と言うところを見せておいた伏線が働いているところは良かった。


んでも、なんで増援なのか列車にナイトメアフレームが乗せてあるのを知ったのか、都合の良さを感じてしまったり。(掠奪したナイトメアフレームから情報を引き出したと考えるのが妥当だと思うけど、それならば、赤いロボットを追っていた敵がそのことを知らなかったのか(見かけ、追っかけてた敵は有能に見えたから、列車に近づいた時点でその列車にナイトメアフレームが乗せてあるのでテロリストに奪取されることを危惧すると思えるけど))
その辺連絡不足としても、強力な兵器の搬送に護衛がついていなかったのは合理的な説明が付かないかなと思うんだけど。


とか、スザクが生きていたのは軽い扱いだったけど、それはいいけど、なんでまたスザクが新兵器に乗れることになったのか。ルルーシュの能力の獲得は物語上の偶然と解釈しても、たまたま撃たれたけど生きてたイレブンの彼が搭乗者に選ばれた理由がなんとも。
会話を聞いていれば、そこそこ能力が高かったからその場で一番の適格者だったから、とも思えるけどあまり説得力を感じる展開じゃなかったけど。


ルルーシュの能力を獲得する時も、スザクがランスロットに乗る時も、「今までと違う世界」みたいな文言が似ていたのは、なんかどっちも同じテクノロジーや理論を元にしてるのかなとか思ったりして、その辺の由来が物語に影響してくるんだろうな。