あさっての方向。

三回目、大人と子どもに変身した後の展開。


どちらからとも言うことなく奇妙な共同生活をする事になったみたい。
というか、そのうちに戻るかもしれないし、それなら奇妙なことが起こった当事者が一緒に居た方が良いのかもしれないという気持ちも働いたのかな。


このままこういう方向が持続していくのなら目新しい展開だなと思った、んだけど、もう後半には、信じられないけどそう言う荒唐無稽な事が起こったとお兄さんが認知することに。


あああ、と思ったけど、このまま小学生が行方不明状態のままで事件にしないのは限界があったろうしこの辺が限界かな、というかそれ以前にお兄さんはノンビリしすぎという違和感の方が強かったけど。


そういう疑問も感じたけど、それ以上に登場人物の情況や心境にリアリティーがあったのでそっちの説得力で面白く話を見ることが出来た。


特に彼女の方は、態度にしても言動にしても、印象が悪かったんだけど、元々の性格とか、素直になれない気持ちとか、判ってくると多少は印象が好転したりして、物語にしては面白い作りになっていて感心した。
実際だと第一印象と実体は別だったって言うことはよくあるし、そういう事を含んでいるぐらいきちんとした人間を描いている物語ってあまり見かけないし、なかなか見応えがある作品になっていると思う。