コードギアス 反逆のルルーシュ

今週の関心点は、シャーリーに見られたルル君のその後、と、ギアス対ギアスというタイトルで、第二の能力者の登場か?またそれは一体誰?、という所。


シャーリーの顛末については、自分仕事の休憩中にちょっとテレビ付けたらいきなりヴィレッタが出てきたって所を見ちゃって、後で見返したら演出上状況説明の操作がされていたので、ああした操作が観客としてどう受け止められたか客観的には判らなかったりして、上手い演出だったのかよく判らない。


なるほどそう来たか、つーかヴィレッタはここで退場ですか、っと思ったら生きてたりして、あそこで扇と会わせますか、とか、ルルの正体を掴んだままで生かしておくのかな、ショックで忘れてしまっているという回避作でも取るのかな、と興味は感じるところ、変なところで扇との間に感情とか芽生えるかもしれないし面白い展開。
(とはいえ、無理のある展開だね。シャーリーに撃たれてなぜ海に、とか、あの現場とアジトは近かったのかしらん?とか。まあ無茶かなあと思いつつも、面白い展開なので気にならないけど)


シャーリーの目撃はそんな感じて着地させた後は、別のギアス能力者との対決。


なんとなく皇帝は能力者なんじゃないかなーと思ってたので、それ以外の能力者の登場は意外な伏兵というか、かなり唐突だった。
そう批判されるのを避けるために、三週前ぐらいから思わせぶりに画面上に目撃者として伏線みたいな予防線を張っていたみたいだけど、そう言う人物なのかよ、というか、その辺、そう言う人物が居るという事を知っていたならシーツーももう少し考慮しておけよというか、多少作り手に翻弄されてる気もしたり。


まあその辺もシーツーは秘密主義だったりするからわざわざ言わないっていうのも納得だし、シーツーの様子を見ていると、まさか関わってくるとは思っていなかった人物だったからノーチェックだったというようにも読みとれたからまあいいかなと。


一体どんな人物なんだろう、今のところ想像できるのは、シーツーが能力開花の能力があるとして、その能力の発現原理を解明する過程で実験台にした少年、とかそんなようにも読みとれた。ルル君は14の可能性を考えたらしいけど。


どうも今のところマオのルルーシュを殺そうとする意図や動機がはっきりとは判らないけど、今のところは自分に能力を与えたシーツーを敬愛していて、現時点で上手くやっているルルーシュが邪魔だからシーツーを独占したいからルルーシュを殺したい、ぐらいにしか見えないけど。
どう展開していくか、どんな人物なのか、興味は感じるところ。


そしてシャーリーとシャーリーの父を殺したルルーシュとの事件の結末。


アレどうなったんだろう?
単純に考えればルルーシュはシャーリーに自分を見たことだけを忘れるようにギアスを使えばいいだけだと思うんだけど、どうもそれ以上のことをしたように見えたね。
自分のことをシャーリーの記憶から消したとか(というかシャーリーの中のルルーシュを愛する気持ちを消したという意味かな)、父を失った悲しみを消したとか、いずれにしても弄りすぎると現実との整合性も取れないし、ルルーシュにとっては、親を殺した自分はシャーリーの前にいる資格がないから消えるつもり、という事なのかな。


いずれにしてもルルーシュにとっては切ない選択だったんだろうけど、ぼやかしすぎていてこの場では感動としてルルーシュの悲しみとかは伝わりにくいかな。


で、いろいろ言われてるOPの話。


本家


職人によるMAD


第2期のOPに前期の主題歌


こうして見比べてみると、職人の方が上手い、とかいう話じゃなくて、ジンの主題歌の印象と職人の雰囲気が合ってるように見えるんだよね。


職人の作りは短いシークエンスの積み重ねと、高揚するシーンの選択が多くて、ジンの主題歌の持つ攻撃的な印象かマッチして、どっちも上手いように見える。


本家の方はランスロットの行動シーンとか長回しだったり、シーンのムードがドラマティックだったりして、絵の印象はメロディアスな唄の方が違和感がない作りになっている。


というわけで、今回の絵と前回の唄を合わせたバージョンを見ると、今回のOPも良く見えて来る。


その辺、アニメにしても唄にしても、上手いとか下手とかとか言う話じゃなくて、印象に合わせてちゃんと制作されてるのかな?と疑問に思ったりしたんだよね。


曲調を把握せずにとりあえずドラマティックなOPを作って、合体させてみたら全然印象と曲が合ってなかった、みたいなところなんじゃないのかな。


結果として歌手の方に悪評が立っちゃったり、アニメーターの方にも、素人より下手みたいな印象になっちゃったりとか、なんだか上手く行かなかったんだねえ、と思ったりして、まあ今回は歌歌った人も上手いOP作ってもらえなくて口惜しいだろうなあと。
個人的には、くっつけられたOPが下手だろうと、評価される良い歌を作っていればいいわけでとか思う。そして個人的にはいろいろ理由はあると思うけど、血+のときとも同様に良い歌だとは思わない。


とか思ってたら、ねこまくらさんがこんなの見つけてた。

こりゃ絵と合ってる、こんな出会いしてたらこの曲にも好意を持ってたかもね。