電脳コイル

四回目、くらい?
そろそろ面白く感じられるところが出てきて、良いことだと思いました。


その辺どういう事か考えてみると、今までは電脳表現とか表現するのに、元ネタという手本があって、結構臆面もなく表現を転用して来たんだけど、四回目ぐらいになってくると、いよいよネタ切れで、そうそう真似てもいられなくなってきた、という事で、どんなに稚拙でも自分で考えた表現をしなきゃならなくなってきて、そこそこオリジナリティが見え始めてきてオリジナリティという個人が見えてきたからかなとか。


っても、無限バナーのいたずらとか、まだまだネット上に現存するネタを借用している部分もあるんだけどね。
多少既視感も感じたけれど、思考だけでPCを操作できるというくだりの所の、光彩の外周が光る表現とか楽しかったり、現実が浸食されていくみたいな所の物語の臨場感とか、今までにない空気で、新しい物を見ている気持ちにはなったので、その点は良かったです。


あともイサコの方のプログラムという法術みたいな表現は、アニメ表現になったという意味では新しいけど、元々は仙術超攻殻オリオンの八卦炉法術の表現がアニメになったらこんな感じだろうなあという意味で、それほど新しいものじゃないよなあと。


あとあと、イサコの場所を追いつめていくところとか、ネットでアドレスをPINGしていってみたいな感じは発想は新しくはないけれども視覚化としては新しくておもしろかったです。