電脳コイル

後半へ来て結構乱暴な話作りになってる気がする。


今回の話も当初のプロットのあらすじで「事件があった後、子供たちはメガネを取り上げられる」みたいなアイデアメモを忠実に取り入れたという感じで、実際にその場にきてみたらそのアイデアを上手い具合に話に落とし込むはめ込み方が、初めのような丁寧さがなくって、時間不足でとにかく当てはめましたという感触を感じてしまいました。

もう少し、イサコの過去とか兄の存在の記憶操作とか、猫目の思惑と弟の関係とか、扱うべき内容が、後半に来て多すぎて慌ただしく詰め込んでいるだけで、臨場感を感じる余裕が無くなってきてしまったなあという印象。


とはいえ、書き下ろしのテレビシリーズでそこまで出来るのは相当の才能や経験値が必要だろうから良くやっている方なんだろうと思う。