学園戦記ムリョウ

やっぱりさー、日常描写のまったりと、非現実の刺激性の多い部分との配分はムリョウぐらいが限界だと思う。ステルヴィアは無理矢理日常描写をしようとして、緊張感のない物になっちゃって、なにやってるんだろうと、見ていて不自然で耐えられなかった。
それと、ムリョウの場合は日本文化独特の自然やあまり現実と変わらない学園行事で、観客として感情移入できたけれど、ステルヴィアは学園生活はフィクションで共感する部分はないし、郷愁を刺激するような安らぎではないし、まったり部分を見るのが苦痛だった。
で、ムリョウ、じゃあなにを楽しみにしているかというと、かなりの部分が、そういう、日常に通じる学園生活で起きる感情のやり取りとか、日本文化の郷愁がだい部分を占める、それ以外は、一体この物語の宇宙人のことがどういう設定になっているのだろうということなのだろう。
今回はそれをかなり明かされた。
地球は銀河連邦と近しかったが、銀河連盟が調査のためにたびたび日本に攻撃を仕掛けていたのだそうだ。その理由はシングウの調査、シングウがこの星にいるのがふさわしいかとかそう言うことを調べていたらしい。へー
天網市は元々宇宙人が駐留して市民にいっぱいいて守り人とかそう言うのは宇宙人の末裔と言うことらしい。へー。
アロハ星人のジルトーシュは判定者らしい。へー。
書き出すとどうでもいい話ですね。
面白かったのは、宇宙の人々は歴史が長いし大局で感覚がゆったりしてる、政治的駆け引きとか、人間的な感覚はない、というところが新しくてよかった。正直、戦うとか、そんなギスギスしていて、なにが人間より上等な生物かよという感じだし。
サナドンが4体来て、単身那由多さんがみんなを守るために戦いに行くようだ。
あとは、相変わらず謎のムリョウくんがどういう存在なのかぐらいですね。